4,630万円は返金不可? 全額ネットカジノで使用可能か

以前取り上げた阿武町の4,630万円返金問題についていろいろと動きがありました。
ここでは新たな情報及び、気になる4,630万円の行方について解説します。
「ネットカジノに使った」と受取人の担当弁護士が語っていますが、果たして真実なのでしょうか。
前回の記事をまだ見ていないひとはこちらからどうぞ。

4,630万円の行方はいかに もし自分が給付金をうけとってしまった場合どうする?

4,630万円の代償はあまりにも重かった

阿武町では受取人の男性の実名公表に踏み切りました。
また、合わせて4,630万円の返還を求めて訴訟の準備に入ったとのことです。
全国に身分がさらされ、さらに訴訟までされた男性。
4,630万円をゲットできたものの、その代償はそれ以上に重いものではないでしょうか。
顔写真こそ公開されていないものの、実名報道となると知り合いにも知られることになるでしょう。
また、就職活動などの場で指名を覚えられていた場合には就職も困難となるでしょう。
仮にこれが定年間際、せめて50代の場合であればそのお金をもって余生を過ごすことができたのかもしれません。
しかし彼は20代とのことでまだまだ人生の道のりは長いです。
そしてこの長い人生で訴訟結果によっては大きな借金を背負うことになることでしょう。

判明していること

男性について、会見の内容を中心に現在までに判明していることをまとめました。

  • 4,630万円は返還できない→ネットカジノにて浪費
  • 数度にわたり、任意で警察の事情聴取を受けている
  • 家には戻らず、行方は不明
  • 勤めていた仕事も退職済
  • 罪を償う意思はあるが…
  • 阿武町に対して不満な様子

警察の事情聴取を受けていた、というのはこの会見で初めて判明したことですね。
どのような内容だったのか、そしてそれが今後訴訟に影響を与えるのかが気になるところです。
現在は行方不明のようですが、弁護士や母親とと連絡が取れる状態にあるため、どこかに雲隠れする、という可能は低そうです。
勤めていた会社を辞めたというのであれば、そもそもその段階で4,630円を持ち逃げする意思があったのかもしれません。
罪を償うという発言は、騒動における当初に発言でした。
現在もこの心境であれよいのですが。
その一方で、自身の過ちについては納得してない可能性があります。
元々は阿武町の振り込みミスのため、そこまで自身が世間から責められるとは思っていなかったのでしょう。
当初、阿武町が男性への説得した際、不満な様子が見られたとのことです。

2週間で4,630万円を使い切ることは可能なのか

受取人の担当弁護士が会見に行い、さまざまな事実が明るみに出ました。
特に衝撃だったのが「金を使い切った、一銭返せない」という発言です。
その後、「ネットカジノで全部使った」という事実が報道されました。
また、一部報道によると男性はギャンブル好きだったとのこと。
パチンコで1日に数万円を使ったという証言があります。
※多くの報道においてはキャンブル癖はなかったの意見も
これが真実であれば、4,630万円をネットカジノで使ったということにも信憑性が出てきます。
1日あたり約330万円。
これを果たして使いきることは可能なのでしょうか。
結論から言えば不可能ではありません。
『バカラ』であれば10万円以上からのレートが相場のようです。
プレイ時間も最短1分ほどのため、際限なく賭けることができるでしょう。
『バカラ』は実際のカジノにおいてVIP専用の部屋が用意されているほど、高レートでやりとりされるゲームです。
事実ネットカジノで生計を立てている人であれば『バカラ』を利用する人も少なくないようです。

ネットカジノで本当に全て使い切ったかどうかは今後調査で判明することでしょう。
ギャンブル好きの人間の手に大金がわたったため、本当に使い切ってしまったのか。
または大金をすぐに使い切るためあえてギャンブルに興じたのか、真実は今もって不明です。
どちらにしてもネットカジノを利用していたことが真実であれば、お金の流れはすぐに判明することでしょう。
ネットカジノにおいてはクレジットカードや仮想通貨を必要とするため、運営側の履歴上には記録されているはずです。

そもそも阿武町側の振り込み手順が適正だったのか

さて、男性ばかりに批判が向けらえていますが、果たして阿武町側の振り込み手順にはそもそも適正だったのでしょうか。
事の発端は阿武町側の不手際です。
どこかのタイミングで住民一人に対して4,630万円を振り込むというのは誰かが不審に思わなかったのでしょうか。
行政の業務。
特に支援金などでは特にその支払いについて注意が払われてしかるべきものです。
当然、最小的な決裁、判子を押すのは町長です。
その町長に承認を得るまでにも担当者、担当者の上司とチェックが入ったことでしょう。
この中の誰もが気が付かなかった、というのであればチェック体制に問題があったのではないでしょうか。
また、送金方法、フローについても見直しが必要なのかもしれません。
金融機関へ振込先情報を提供する際、フロッピーディスクを使用した、という話があがっています。
このご時世にフロッピーディスクを使っているなど民間企業ではほとんどありえないことでしょう。
一方でこうした前時代的な方法について、行政内で慣例的に行っていることは珍しくありません。
こうした手順によってミスを誘発させた可能性もあります。

今回を機にこうした問題が是正されることを祈るばかりです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
二転三転と、目まぐるしく展開するこの騒動。
最終的にはどのように決着するのかが気になるところです。
事件がこれ以上大事にならないためにも、4,630万円が一刻も早く戻ることを願わずにはいられません。

なおこの騒動について今後も進展がありましたらブログにてお知らせします。

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