赤ちゃんを育てるなかで最も苦労すること。
それは寝かしつけ、ではないでしょうか。
世のお母さん、お父さんは日々寝かしつけに奮闘しています。
そんなパパママに朗報です。
このたび理化学研究所が効果的な寝かしつけ方法を発表しました。
なんとだっこして歩くだけで赤ちゃんがすやすや夢の中、というのです。
果たしてどのいった方法なのでしょうか。
今回は発表内容について簡単にまとめてみました。
興味があれば是非、実際の記事もご確認ください。
実験結果の詳細など興味深い内容となっています。
たった5分で夢の中
今回、理化学研究所の目的は泣いている赤ちゃんを寝かしつける効果的な方法を見つけることです。
結果、赤ちゃんを5分抱っこして歩くことが最も効果的な方法と判明しました。
今回の実験にて下記4パターン方法を使って寝かしつけを行いました。
- 抱っこして歩く
- ベビーカーを動かす
- 抱っこして座る
- ベッドで寝かせる
結果、抱っこして歩く。
ベビーカーを動かす、この2つが効果的であることが判明したのです。
21組の親子の実験において約半数が5分抱っこして歩くことで泣き止み、眠ったという結果でした。
さらに5分間続けると効果抜群
眠っただけでは油断できません。
眠ってすぐにベッドに赤ちゃんを横たえてもすぐに起きてしまう経験はありませんか。
これを防止するための方法の今回追加で判明しました。
こちらも至って簡単です。
眠った後、追加で5分から8分抱っこし続けること、です。
これだけで赤ちゃんが目を覚ましにくくなります。
つまり約10分間、抱っこして歩くだけで泣いている赤ちゃんがぐっすり眠ってしまうということです。
これならいつでもだれでも出来るのではないでしょうか。
哺乳類は運ばれることでリラックスする生き物
今回の実験においてなぜ抱っこして歩くことが効果的だったのでしょうか。
抱っこして歩いた際、座っている時と比べて赤ちゃんの泣く量が約10分の1に。
自発的な動きが約5分の1に。
心拍数が歩き始めて約3秒程度で顕著に低下した、ということが分かりました。
これは「輸送反応」による可能性がある、とのことです。
「輸送反応」とは哺乳類の赤ちゃんに元来備わっている運ばれる際におとなしくなる反応のことです。
マウスを使った実験においては母マウスが子マウスを運ぶ動作を再現するため、子マウスの後ろの皮膚をつまみ上げました。
結果、泣き止みや心拍数の低下が見られたというのです。
つまり人間の赤ちゃんにおいてはこれが抱っこして歩くという動作によって結果「輸送反応」が再現されたようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
赤ちゃんを寝かしつけることに四苦八苦している親にとっては朗報ではないでしょうか。
たったこれだけのことで日々の子育ての負担が減るのであれば是非実践すべきでしょう。
こんなことであればもっと早く知りたかったという人もいるかもしれません。
しかし奇をてらった方法ではなく、当たり前の方法によって問題が解決するのであればなおさらです。
今回の結果を受けて少しでも子育てが楽になる世の中になることを祈るばかりです。