大阪市の市営バスの運転手がアルコール検査に引っかかり懲戒処分となりました。
驚くべきことにこの運転手はアルコール飲料を飲んでいません。
その原因が出勤途中に車内で食べた蒸しパンだというのです。
このニュースに驚かれた人も多いことでしょう。
飲酒していないのもかかわらずパンを食べただけで職を失うとはなんと理不尽なのでしょうか。
しかしそれも仕方がないことなのかもしれません。
例えばこの運転手が実際に飲酒していない、という事実を証明することができないからです。
疑わしきは罰せずとはいいますが、公共の乗り物を運転する立場である以上厳しい処罰をせざるえないというところでしょうか。
さて今回のニュースを聞いて戦々恐々としているドライバーは少なくないのではないでしょうか。
バスの運転手以外であっても突然のアルコールチェックに出くわすことは珍しくありません。
特にこれから年末にかけては飲み会が増えるシーズンです。
警察による飲酒チェックが厳しくなります。
全くの無実であっても今回のように何かのきっかけでアルコールが検出された場合は大変です。
こうならないために我々ドライバーはどのような対策をすればよいのでしょうか。
今回はアルコールが検出される食べ物及び、アルコール検査に引っかからない対策を調査しました。
アルコール検査に引っかからないことは重要ですが、何よりアルコールの影響によって事故を起こさないためにもこうした対策はしっかりしておきましょう。
発酵食品はNGと覚えよう
さて今回アルコールが検出された原因として蒸しパンがあげられました。
なぜ蒸しパンからアルコールが検出されたのでしょうか。
実は発酵食品を作る過程においてアルコール発酵を行っています。
アルコール印象はもちろん、パンもこの手法で作られていたのです。
この他再生可能エネルギーとして注目されているバイオエタノールなどの生成にも用いられます。
そのため発酵食品においては微量ながらもアルコールが検出されるというわけです。
この他、発酵食品として味噌やキムチなども該当します。
また、ノンアルコールにもかかわらず飲料系全般についても検出される可能性があるため、
控えたほうがよさそうです。
- パン
- みそ汁
- キムチ
- 炭酸飲料
- 乳酸飲料
- 果実飲料
- 栄養ドリンク
- ノンアルコールビール
食べ物はまだしも、飲料についてはかなり制限されるのではないでしょうか。
万全を期すのであれば水やお茶、コーヒーに留めておいたほうがよさそうですね。
歯磨き等口内ケアにも注意
さて、注意すべきは飲食物だけではありません。
口に入れるものとして口内ケア類があります。
下記のものについても生成過程においてアルコールを持ちているため注意が必要です。
うっかり飲酒してしまいそれをごまかすためにマウスウォッシュや歯磨きをするのはかえって逆効果にもなる、ということです。
※もちろんごまかす以前に飲酒後の運転は絶対にやめましょう
- 歯磨き粉
- マウスウォッシュ
- ミント味のガム
運転前にしっかりうがいを
さて口に入れる際に注意すべきものはわかりました。
しかしこれらをうっかり口にいれた後、運転する際にはどうすればよいでしょうか。
その場合、しっかりと真水でうがいすることです。
アルコール検査器の注意事項にもありますが、検査前には口内を清潔にすることが大切です。
しっかりとうがいをして可能ならば飲食後時間を置いた後チェックをするとよいとのことです。
口内に食べかすなどが残っているとセンサーが正しく測定できない場合もあるためなおさらうがいはしたほうがよさそうです。
ふいのアルコール検査であらぬ疑いをもたれないためにも飲食後の運転は控えること。
その上で運転しなければしっかりとうがいをしてから出発するとこうしたトラブルも回避できる可能性が高まります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
飲酒運転は当然御法度ですが、全くの無実であるならば余計なトラブルは避けたいところです。
飲んでいなくとも疑われるような行動をしないようドライバーは常に注意しましょう。
- パンなど発酵食品にはアルコール発酵が使われている
- 多くの飲料水でもアルコール検査で検出される可能性がある
- 運転前の歯磨きなどにも注意する
- うがいが重要