合格率ほぼ100%?第四級アマチュア無線技士講習会レビュー|趣味でやるなら断然おすすめ

  • 2026年3月14日
  • 学び
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冒頭

無線をかちゃかちゃ操作して通信する。
映画やアニメの緊迫したシーンで登場する、あの無線機。

実は、あのような無線機器は有資格者でなければ操作できません。

今回は、第四級アマチュア無線技士の講習会に参加した体験をもとに、内容や雰囲気、難易度についてまとめます。
迷っている方の参考になれば幸いです。


第四級アマチュア無線技士とは

第四級アマチュア無線技士は、アマチュア無線技士の中で最も取得しやすい入門資格(国家資格です)です。

アマチュア無線とは、個人が趣味として無線通信を行うための制度であり、営利目的での利用は認められていません。
あくまで「アマチュア」の名の通り、私的利用のみ可能です。

難易度とできること

四級は最も基本的な資格で、出力などに一定の制限はありますが、国内通信やレピーターの利用など、一般的なアマチュア無線活動は十分可能です。

難易度は高くありません。講習会をきちんと受講していれば、まず問題なく合格できます。

ただし、無線機本体は資格の級によって使用できる範囲が異なります。そして実際の機器価格は、四級対応機も三級以上対応機も大きな差がないことが多いです。そのため、将来的に三級以上を目指すのであれば、先に上位資格を取得してから購入するのも一案です。

上位資格との関係

三級アマチュア無線技士を取得するために、四級の取得が必須です。
業務で直接必要になる資格ではない場合でも、知識として三級相当が求められる場面はあるようです。

「陸上特殊無線技士」との違い

私自身、以前に第二級陸上特殊無線技士を取得しています。

陸上特殊無線技士は、主に業務用途で使用する資格です。
会社や団体に所属し、決められた範囲の操作を行うケースが多く、専門性は高いものの範囲は比較的限定的という印象です。

一方、アマチュア無線は個人が主体です。機器の設定や運用、トラブル対応などを自分で行う必要があり、より広く、機器そのものに踏み込んだ知識が求められます。

営利目的で無線を使用する場合は、アマチュア無線ではなく陸上特殊無線技士などの資格が必要です。
たとえばドローン運用などでは、陸上特殊無線技士が求められるケースもあり、年々需要は高まっています。


講習会について

今回参加した講習会は、2日間の日程で行われました。

  • 法令:6時間

  • 無線工学:4時間
    合計10時間の講義です。

試験について

講習の最後に修了試験があります。

  • 法令10問

  • 無線工学10問

  • 各6割以上で合格

合格率はほぼ100%とのこと。万が一不合格でも補習後に再試験が受けられるため、きちんと受講していれば心配はいりません。

過去には小学生の合格者もいるそうです。

今回の講習会は、私を含めて3名のみ。うち2名は中学生の兄弟で、どうやら親御さんの勧めで参加した様子でした。

少しだけ物理や数学の知識が出てきますが、試験で難しい計算が出るわけではありません。
講師が「ここは出ます」と何度も強調してくれるため、そこを押さえれば十分合格可能です。

正直なところ、試験に関係ない部分は聞き流しても問題ありません。

講習料はおよそ2万円ほど。決して安くはありませんが、2日間で資格取得まで完結することを考えれば妥当な金額と感じました。

こちらが「法規」のテキストです。
法律的な知識が中心です。
比較的簡単です。

こちらが「無線工学」です。
周波数など、中学高校での理科、物理などを思い出すのではないでしょうか。
難しそうですが実際のテストでは細かなところは問われません。
とはいえ「法規」と比べるとやや専門的なため、難易度はこちらのほうが高めです。


講習会の感想

講師は、元航空会社の管制官や海上保安庁勤務など、実務経験豊富な方でした。
定年後も社団法人で講習を担当されており、プライベートでも無線を趣味として楽しまれているとのこと。

まさに「無線が好きでたまらない人」という印象です。

理系気質なのか、たびたび脱線もありますが、
その話がまた面白い。実体験に基づく話は臨場感があり、聞いていて飽きませんでした。

以前取得した第二級陸上特殊無線技士では、実際の無線操作を具体的にイメージするのが難しかったのですが、
今回の講習では運用のリアルな姿が想像できました。

法令の印象

法令は、電波法を中心としたルールの話です。正直、技術的な話ではないためやや退屈に感じる部分もあります。

しかし、普段使っているスマートフォンや無線LANなど、身近な通信機器の仕組みやルールを知ることができ、視野は確実に広がります。

無線工学の印象

無線工学は、より実用的な内容です。電波の性質やアンテナの仕組みなど、無線そのものの理解が深まります。

ただし、数学や物理が苦手な文系タイプの人には少しハードルが高く感じるかもしれません。
とはいえ、試験は基礎的な内容が中心です。

実務や趣味の運用で細かい理論を常に意識するわけではありません。
まずは資格取得を目標に、割り切って受講するのも一つの考え方です。


まとめ

第四級アマチュア無線技士は、無線の世界への第一歩として最適な資格です。

  • 難易度は高くない

  • 講習会ならほぼ確実に合格できる

  • 無線の基礎知識が一通り身につく

無線に少しでも興味があるなら、思い切って受講してみる価値はあります。

映画やアニメで見た「あの通信」を、自分の手で体験できる世界が広がっています。

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