今回紹介する施設は群馬県にある2つの施設
『神流町恐竜センター』&『群馬県立自然史博物館』
です。
群馬の秘境。
自然あふれる大地なだけにかなり満足度の高い恐竜施設になります。
『神流町恐竜センター』
神流町恐竜センターとは
神流町恐竜センターは、“まるごと恐竜”をテーマにした体験型の博物館です。
日本で初めて恐竜の足跡化石が発見された群馬県神流町にちなんで設立されました。
館内では、化石や標本の展示はもちろん、迫力ある映像と動く恐竜が登場するライブシアターが見どころです。
さらに、当日参加可能な「化石発掘体験」もあり、大人から子どもまで楽しめます。
センターまでの道のりは険しい
神流町恐竜センターへ向かう道は、まさに「山の中の冒険」。
道幅は狭めですが、運転に慣れている方なら自家用車でのアクセスも問題ありません。
交通量はそれほど多くなく、特にバイカーが多く見られます。
自家用車であれば高崎駅から約1時間半ほどの道のりになります。
交通公共機関を使用する場合、JR新町駅(高崎駅から約10分)から出ているバスの利用も可能です。
駅前のロータリーから奥多野線で恐竜センター行きが出ています。
ただし、いくつか注意点があります。
乗車時間は2時間!
- 乗車料金は現金またはPayPayのみ対応。交通系ICカードは使えません
乗車時に整理券を取り、下車時に料金と一緒に投入口へ入れるスタイル
バスは1時間に1本以下と本数が少なく、乗り遅れると予定が大きくずれる可能性があります
バス車両は10席ほどのマイクロバスで、狭い山道を進むため小型です
途中までは街中を走りますが、次第に山道のくねくねした道に、車酔いしやすい方は注意です
約1時間半の道のりの途中で、15分ほどのトイレ休憩があります
片道の運賃は大人1,590円
新町駅周辺には大きなスーパーがあるので、バスの待ち時間に食事や買い物をするのもおすすめです。
ちなみに筆者が訪れたのは三連休中でしたが、バスも館内も大きな混雑はなく、ゆったりと楽しめました。
帰りのバスはほぼ貸し切り状態。恐竜センターへのアクセスには、やはり自家用車利用者が多いようです。
なお、バス車内は飲食禁止なのでご注意を。
山の景色はとてもきれいですが、蛇行が多いので酔い止めを持参すると安心です。
※休憩所の近くにはこんな橋があります
以上のように、自家用車がないと大変過酷な旅となりますが、訪れるだけの価値はあります。
なお帰りのバスは最終が16時30分(センターの閉館が同時刻のため)なので注意です。
施設概要
神流町恐竜センターを訪れたら、ライブシアターと化石発掘体験の2つは外せません。
ライブシアターでは、迫力ある映像と実物大の動く恐竜が見事に連動。
まるで恐竜時代へタイムスリップしたような臨場感を味わえます。
物語の舞台はモンゴルの大地。
センター自体がモンゴルと交流関係を持っているため、モンゴルに関する恐竜や化石の展示も多く見られます。
ライブシアターは1時間に一本、約10分間上映しています、時間帯に注意しましょう。
一方の化石発掘体験では、貝殻や葉の化石を自分の手で掘り出すことができます。
制限時間は40分ですが、ほとんどのグループが1つ以上の化石を発見できるので、お土産にも思い出づくりにもぴったりです。
料金は1人500円。軍手が必須なので持参しておくと便利ですが、現地でも購入可能です。
当日参加も可能なため、センター到着後まずは参加できるか確認しましょう。
もちろんさまざな展示も揃っています。
1階+別館という広大なスペースには所狭しといろいろな展示物が並んでいます。

神流町恐竜センターの館内には、恐竜展示のほかにも見どころがたくさんあります。
敷地内にはキッチンカーが出ており、軽食や飲み物を購入することができます。
休憩スペースもあるため、お子様連れでも安心です。
ただし、バスで訪れる場合は途中で立ち寄れる場所が少ないため、おにぎりなどを新町駅で事前に用意しておくのがおすすめです。
また、売店ではオリジナルキャラクター「サウルスくん」の限定グッズも販売されています。
ここでしか手に入らないアイテムも多く、お土産選びにも最適です。
施設をじっくり楽しみたい場合は、最低でも2時間ほど確保しておくと安心です。
展示の見学だけなら約1時間、人気の発掘体験を加える場合はプラス40分ほど見ておきましょう。
群馬県立自然史博物館
恐竜センターと合わせて訪れたいのが「群馬県立自然史博物館」です。
こちらは県立の博物館としてはかなり恐竜に力をいれている施設となります。
タクシー必須の道のり
まずは現地までの道のりを紹介します。
高崎駅を基点とし、公共交通機関は電車とタクシーとなります。
最寄り駅は上信電鉄・上州富岡駅。
以下ポイント、注意点です。
上信電鉄では交通系ICカードが利用できないため、現金が必須です
- 上信電鉄では季節や乗車人数によってはお得な切符が販売されることもあります。
- 近隣にある世界遺産である富岡製糸工場があるため、一緒に訪れる場合お得なパック料金もあるかもしれません
- 電車で約40分、タクシーは10分と約1時間ほどの道のり
駅から博物館までは公共交通機関がないため、タクシーの利用が必要になります
上州富岡駅のすぐ隣にタクシー会社があり、そこで簡単に利用可能です
筆者は「上真ハイヤー」を利用しました片道の料金は約1,800円前後
帰りのタクシーも同じ会社を使う場合は、電話で呼べるよう準備しておくと安心です ※運転手さんもわかっているのか降りるタイミングで名刺をいただけます
群馬県立自然史博物館の見どころ
群馬県立自然史博物館は、入館料1,000円とは思えないほど充実した展示内容が魅力です。
訪れてまず驚くのは、想像以上に多く並ぶ恐竜の骨格レプリカ。
館内には恐竜を中心に、微生物から人間までの進化の過程をたどる標本や展示が多数そろっています。
筆者が訪れた日はちょうど特別展が開催されており、恐竜の骨格標本が特に多く展示されていました。
レプリカが大半ではありますが、その数とスケールは圧巻で、県立博物館の中でも上位クラスの内容だと感じました。
館内をじっくり見て回るには、およそ2時間程度を見ておくとよいでしょう。
床の一部にはガラス張りのエリアがあり、その下には発掘現場の模型が展示されています。
立体的に再現された現場の様子は見ごたえがあり、大人も子どもも思わず足を止めて見入ってしまうはず。
また、売店には恐竜グッズやオリジナル商品が豊富にそろっており、お土産探しにも最適です。
中でも注目は、「もし恐竜が絶滅していなかったら?」というテーマで描かれた人類の姿の展示。
ユニークで少し衝撃的な内容なので、ぜひ現地で確かめてみてください。
まとめ
神流町恐竜センターと群馬県立自然史博物館は、どちらも恐竜好きにはたまらないスポットです。
アクセスはやや限られますが、その分だけ訪れたときの満足感は格別。
リアルな恐竜の世界を体感できるライブシアターや、実際に化石を掘り出す体験は、子どもから大人まで夢中になれます。
また、群馬県自体にも富岡製糸場や草津温泉など、見どころが数多くあります。
恐竜スポットとあわせて巡れば、充実した一日(または週末)を過ごせること間違いなしです。













































