昨今、シェアサイクルを街中で見かけることが多くなりました。
ひと昔前では行政や地域のサービスが中心だったものの今は多くの民間企業が新規参入しています。
今回はそのうちの一つ『HELLO CYCLING』についてレビューします。
この記事では『HELLO CYCLING』の登録から利用までの手順、および所感についてお伝えします。
これからシェアサイクルを使いたい人はぜひ『HELLO CYCLING』を検討してみてください。
・『HELLO CYCLING』の使い方→スマホ1台で楽々利用
・『HELLO CYCLING』のメリット、デメリット→利便性が高いがアプリに難あり?
・電動アシスト自転車初心者についての注意事項→わりと危険かも
『HELLO CYCLING』はこんなサービス
『HELLO CYCLING』日本語全国を対象にシェアサイクルサービスを行っています。
アプリ一つで登録、利用まで楽々操作できるのが特徴です。
利用できる自転車は電動アシスト自転車はもちろん最近はやりのe-bike(電動アシスト付きのスポーツモデルの自転車)も利用できます。
気軽に使いたいひとから本格的なスポーツバイクを乗りたいといった需要にマッチしています。
利用方法:アプリ登録から利用まで
利用方法は至って簡単です。
スマホとクレジットカードを準備します。
あとは『HELLO CYCLING』のアプリをダウンロード。
新規登録時には電話番号とメールアドレス、氏名を入力します。
※電話番号はSMSでの本人確認があるため必須ですがメールアドレスは使い捨てでOK,氏名も本名でなくて大丈夫です
支払い方法はクレジットカードまたは各種電子決済、あとは専用の利用カードが使えます。
※交通ICカード、現金は不可
登録が完了したら実際に使ってみましょう。
アプリ内の地図から自転車が設置されている場所(以後、『ステーション』と呼びます)を検索します。
その時点にて設置されている自転車の機種が表示されるため、好きな機種を選びましょう。
機種を選んだら30分以内に現地に向かいます。
アプリから自転車のロックを解除します。
この時スマホのブルトゥースとGPS機能をONに。
あとは自転車の付近でスマ操作で「解除」ボタンをおします。
しかしこれが曲者でした。
何度も解除を実行するも、なかなか認証してくれません。
下記画像のように、うまくGPSが働いていないようです。
何度か繰り返し、アプリを立ち上げなおすなどでようやく解決。
使い終わったら任意のステーションに自転車を戻します。
最後にスマホ操作で返却操作を実施、これで終了です。
ちなみにステーションではなく、お店などへ一時駐車する場合には同じくスマホよりロックをかけることができます。
料金:初回130円~ 以後15分ごとに100円が基準
気になる料金ですが、地域によって異なります。
料金は時間制であり、初回30分、以降は15分ごとに課金が発生します。
12時、24時間までで固定費用となる地域もあるようです。
初回はおおよそ130円、15分の延長ごとに100円が基準のようです。
※上記は電動アシスト自転車に限ります、e-bikeはこれより高額です
駅まで利用したいといったちょっとした要望に応える絶妙は価格設定と思います。
バスや電車を使うなら『HELLO CYCLING』を!
という選択肢になりえるのではないでしょうか。
自転車はこんかかんじ
車種は電動アシスト自転車が2種類、e-bikeが1種類確認できています。
電動アシスト自転車についてはどちらも乗ってみましたが、性能、乗り心地ちは同じといってよいでしょう。
どちらもギアは3速です。
強いていえばカゴの形状、サイズが異なるぐらいでしょうか。
こだわりがなければどちらを使っても問題ないでしょう。
ちなみにヘルメットは付属していません。
初めて乗る車種の場合には安全を考慮し、ヘルメットを持参しましょう!
初めて電動アシスト自転車を乗る人は注意
ここで補足です。
これを機会に電動アシスト自転車をはじめてつかう人もいるのではないでしょうか。
むしろこれから電動アシスト自転車の購入を検討しており、まずはシェアサイクルで試乗したいというニーズもあることでしょう。
かく筆者も今回はじめて電動アシスト自転車を乗りました。
筆者クロスバイク10年以上を愛用しており、自転車には一般的な人より少々口がうるさいです。
どんなものかと今回挑戦した所感は、
初動が早い、ジェットコースターのように身体をもっていかれる
これの尽きます。
ジェットコースターのようにGがかかる、身体が前に引っ張られるかんじでしょうか。
自転車ははじめのこぎだし時点が一番労力がかかります。
これが一切不要となり、だんだんスピードがあがってくるほどにこの身体がもっていかれるような補助がなくなってきます。
電動アシスト自転車を20kmの速度まで電動で走行をサポートするため、一番はじめのこぎだし部分が最もその効果を発揮するポイントです。
そのため20km以上の速度を出した場合には、完全な自走となります。
そのため20km以上の速度をも求める場合、通常より重い車体を自力で走ることになるため、逆に疲労が増えてしまいます。
よって、ある程度の速度を求める人によって電動アシスト自転車は不向きと言えるでしょう。
逆に20kmいないの速度を維持して安定的に走りたい人にはうってつけです。
特に坂道ではその本領をいかんなく発揮します。
立ちこぎせずに平地を走るような快適さです。
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正直な所感、メリット、デメリット
ここからは実際に利用してみた際の所感を交えつつ、利用におけるメリット、デメリットをお伝えします。
・アプリ一つで完結する操作はシンプルで使いやすい
・各地のステーションが存在するため、気軽に使える
・料金価格が絶妙
・友達紹介で割引クーポンが簡単に手に入る
・返却する際はどこのステーションでもOK●デメリット
・支払い方法に現金や交通ICカードがないのが前年、特にICカードについてはロック解除の認証機能はあるものの支払いできない
・ロック解除が認証しづらい→上記で記載したとおりGPSの問題か、ロック解除がなかなかできず、急いでるときは致命的
・ステーションは多いが、自転車をとめることができる数が少ない
・車種が少なく、いろいろな機種を試したい人には不向き
気軽にシェアサイクルをはじめたい人にとっては全く問題なく使えます。
そうした初心者層が増えることで今後サービスの発展にもつながるのではないでしょうか。