柏餅大量誤発注の呼びかけ 店側のその後の対応は?

  • 2022年5月7日
  • 2022年5月7日
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SDGsが叫ばれる昨今。
食品ロスについても増々見直されてきています。
そんな中、飲食店側が誤って大量発注したニュースが相次いでいます。
とあるテレビ番組の取材にてサンドイッチ1000個の注文を受けていたお店が、ドタキャンされた、という件についてまだ記憶に新しいことでしょう。
数を間違えて大量に発注した、予約した商品が突然キャンセルされたなど理由はさまざまです。
飲食店側としては余ったこれらの商品をなんとかすべくtwitterで呼びかけます。
結果、余るどころか商品が不足する事態になるなど、その反響はすさまじいものです。
テレビのニュースでも取り上げられるほどです。
多くの人が困ったお店を助けようとするその行動は素晴らしいものです。
一方でこれを逆手にとったお店側の自作自演の炎上商法も存在します。
善意に心を利用して売り上げをあげようとするのです。
本当に困っているのか、やらせであるのかその真意は不明です。

さて、この度もお店側からSOSがツイートされました。
今回は今渦中にある柏餅500個の当日ドタキャン騒動について調査しました。
店側の対応やニュースでは語られなかった騒動後のお店のコメントについてまとめています。

柏餅500個が当日ドタキャン

ことの経緯は栃木県真岡市にある和菓子店『御菓子司 紅谷三宅』による1件のツイートからはじまりました。

『『 拡散希望 』 大きな注文のキャンセルがあり、柏餅が大量に余ってしまい困っています。』

こどもの日に合わせて作られた500個の柏餅を当日中にさばく必要になったとのことです。
この柏餅は元々予約分として必ず売れるものでした。
しかし受取当日である5月5日にお客側より日付を間違えたため、キャンセルしたい、との申し出があったようです。
深夜12時より作成、金額にして約11万円と労力、コスト共に大損失です。
お店の店主はこのキャンセルを受けれた結果、Twitterにて柏餅の購入を呼び掛けたという流れです。

1時間で完売、さらには追加で500個追加

店主からの必要な投稿後、すぐさま反響がありました。
すぐに買いに行くというコメントや電話が殺到したのです。
結果、当初予定の500個は完売、さらには急遽500個も追加で作成することになりました。
多くの善意にあるお客さんにより柏餅は破棄されることなく、一安心といったところです。
お店側としては完売はもちろん、500個の追加注文はまさに災い転じて福となす、といったところでしょう。
テレビでも取り上げられ、知名度もアップと1件のコメントで一気に好転する結果となりました。
購入したお客さんの反応も上々のようで味も抜群と、全員が幸せになれる結果だったのではないでしょうか。

美談の一方、厳しい意見も

これで一件落着、となればよかったですが、そうもいきません。
500個完売の上、追加で500個注文があった点について出来すぎでは?と思う人もいるでしょう。
事実インターネット上では今回の件について意見が二分しています。
無事完売できてよかった。
一方でキャンセルした人への対応を検討すべき、というお店を擁護する意見。
反対に、これは自作自演ではないかというお店を疑う声。
twitterという手段の怖いところですね。
良くも悪くも多くの人に周知され、さまざまな影響が出ます。
これに関係してか、Googleレビューにてこのお店の評価を星1とする投稿が相次いでいるようです。
お店を疑う人がもしかするとこのような手段に出たのかもしれません。
お店側がこの件について止めるよう、お願いしています。


確かに過去、類似案件にて他のお店が自作自演する事例もありました。
この際にはお店は大炎上。
真偽はともかく、売り上げ以上にお店しての信用を失う結果となったことでしょう。
こうしたリスクも存在することから、自作自演行為については売り上げ以上の損失を出すリスクが存在します。
なおこのお店では過去に似たような投稿をしていたとのことで、なおさら今回の件について疑惑がもたれているようです。
代引き商品の受け取り拒否された件のようです。
ただし今回のような大量の商品ではなく、また代引き拒否のため今回の件と同一と言ってよいかわかりません。
ただしこのような経験があるにもかかわらず、今回の件についてお店側が何も対策されていない、というのはお店側にも落ち度があったのかもしれません。
大口注文となる場合、あらかじめ前金をもらうことやキャンセル料を徴収することなど、お店が損失しない手段はいくつもあったはずです。
とはいえお店側にも事情があり対応できない場合もあるでしょう。

騒動後のお店からのコメント

後日お店側のコメントにてさまざまな要因によりキャンセル料をいただけなかった(いただかなかった)ことが分かりました。
さらに今回の件を受けて今後は一見さんからの大口注文は受け付けないなど、お店としの方針を明確にされたようです。
トラブルはないに越したことはありません。
今回は売り切れたため誰も損をしませんでしたが、今後も同じようにうまくいくとは限りません。
そもそもトラブルを生まないように対応するのが理想ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回の件、真偽はどうあれこの件でお店の地名では一気にあがったことでしょう。
これがプラスに働けばよいのですが…。
いらぬ疑惑をもたれたお店が今後経営に影響がないことを祈るばかりです。
何はともあれ今回は罪のない柏餅が破棄されず、誰も損をしなかったことを喜ぶべきですね。

  • 柏餅は無事完売、追加発注も発生
  • 購入者は味の満足
  • お店側の自作自演の可能性について厳しい意見も
  • twitterでの呼びかけは諸刃の剣
  • お店側は今回の件をうけて対策を検討
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