マクドナルド、脱プラスチック宣言 紙ストロー導入へ

  • 2022年10月5日
  • 2022年10月10日
  • 社会
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マクドナルドは2025年末までにパッケージ類(食器など)をリサイクル素材、再生可能な素材に変更することを発表しました。
これにより2022年10月7日より紙ストロー、木製のスプーンやフォークなどの提供が開始されます。

今やエコの代名詞、紙ストロー、木製食器。
スターバックスなど有名飲食店は順次脱プラスチックに向けて提供する食器類の切り替えを行っています。
先日にはコンビニ大手ファミリマートがプラスチックのフォーク類を廃止するなど、この動きは全国的に加速しています。
これは飲食業界に限った話ではありません。
例えばホテルなど宿泊施設の場合、アメニティグッズの提供を一部取りやめるといった動きが見られます。

これらは2022年4月から施行された「プラスチック資源循環促進法」による影響が大きいといえるでしょう。

「プラスチック資源循環促進法」の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

そんななかついにあのマクドナルドが脱プラスチックに向けて動きだしました。
他のファーストフードもこれに追随するのか。
また、紙ストローといったエコな製品については問題なく利用されているのか調査してみました。

年間900トンのプラスチックを削減予定

10月7日より紙ストローなどが全国で開始となります。
その先駆けとして既に神奈川県、京都府内の全店舗においてはすでにこれらが先行導入されていました。
この先行調査により、全国約2,900店舗で紙・木製に切り替えた場合にはなんと年間900トンのプラスチックが削減できることが見込まれています。
これが実現すればかなりの効果があがるのではないでしょうか。
また大手飲食店でもあるマクドナルドの今回の動きによって、飲食業界全体としてもエコ化の流れに大きく傾くことが期待されます。
詳細はマクドナルドHPをご確認ください。

紙ストローのメリット、デメリット

ではここまで紹介してきた紙ストローについてフォーカスを当ててみましょう。
紙ストローとはいったいどういったものなのでしょうか。
当然紙でできたストローではありますが、使用にに伴うメリット、デメリットはどのようなものでしょうか。

〇メリット

  • 環境にやさしい(破棄しやすい)

〇デメリット

  • プラスチック製と比べてコストが高い
  • 長時間使用すると耐久性が下がる
  • 口にくわえた際にざらつきが残る

メリットについてはゆうに及ばす。
環境面への配慮、この1点のみです。
一方のデメリットとしては何よりもコストが高いことです。
提供する店側のコストが高くなれがそれは自然と消費者側への負担になる可能性が高くなります。
また、紙であるため当然水分には弱いです。
短時間の利用であれば問題ありませんが、長時間使用するとふやけてしまいます。
また、人によってはストローを口に含んだ際、プラスチック製とは違った感触に違和感を持つ人もいるのではないでしょうか。

このように利用者側かからするとデメリットの方がやや大きいと感じつつも、人類の将来を考えるのであれば環境面には配慮しなければならず、長い目でみればこれが大きな効果となることでしょう。
また、これらデメリットについても技術の進歩によって改善される可能性があります。
特にコスト面については今後社会全体での利用が増えればそれだけコストを抑えられるのではないで
しょうか。
これらは今後の未来に期待しましょう。

他のファーストフード点の動きは?

さてマクドナルドの発表を受けて他のファーストフード店も追随するのでしょうか。
以下、主なファーストフード店(バーガー系)の現状を調査しました。

  • ケンタッキー→2020年より紙製品へ切り替え
  • モスバーガー→2020年より紙製品へ切り替え
  • フレッシュネスバーガー→2022年4月より紙製品へ切り替え
  • ロッテリア→プラスチック製品を継続中

ロッテリアを除けば多くのファーストフード店ですでに紙製品が導入されているようです。
そのためマクドナルドの対応はむしろ遅かったぐらいかもしれません。
とはいえ、マクドナルドともなればその店舗数は他店と比べものになりません。
そのためここまで準備がかかった、といえなくもないでしょう。


残るロッテリアをはじめ他のファーストフード店も追随する可能性は極めて高そうです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
何気なくこれまで使用してきたプラスチック製品のストロー。
なざ無くなると不便に感じることもあるでしょう。
しかしこの些細な不便さを受け入れることで地球の将来の救えるのであればたいしたことはないでしょう。
たった1本のストローといえどもこの小さな取り組みが我々のエコ意識を変える大きなきっかけとなることは間違いありません。

  • マクドナルドの取り組みで年間900トンのプラスチックごみが削減できる
  • 紙製ストローのメリットは環境への配慮のみだが、将来大きな効果が出ることが記載される
  • 他のファーストフード店も順次プラスチック製品の提供を取りやめている

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