「資格確認書」の発行や、マイナンバーの迅速な交付対応など、マイナンバーカードに関する話題が尽きません。
ここにきて政府は、2026年にマイナンバーカードに代わる新たなカードの発行を検討していることが分かりました。
2026年には交付開始から10年を迎えることになります。
これに伴い、現在の課題点を解消するために新たなカードを発行する想定のようです。
なぜ新たにカードを発行するのか。
そして新カードが発行されることが分かったうえで現在マイナンバーカードを申請する必要があるのか。
これらの疑問点についてまとめてみました。
・新カード発行の理由、マイナンバーカードの課題
・マイナンバーカードを発行しておくべき理由
個人情報保護、セキュリティの強化のため
今回新カードが発行される背景にはマイナンバーカードにおける課題点に解消が考えれます。
即ち、カードに記載、ICチップ内の個人情報です。
カードの表明には本人の顔写真はもちろん、氏名や住所等、個人情報の塊が記載されています。
これにより公的機関等での身分証明にもなる反面、紛失時の個人情報流出は避けられません。
またICチップについても読み取り機器があれば簡単により詳細な情報を取得されてしまう恐れがあります。
新しいカードではこうした個人情報を記載しない、よりセキュリティが強化されたものの発行を検討しているようです。
そのため保有者にとっては朗報、新規カードとして発行することは喜ばしいことでしょう。
とはいえ、発行時の手間がどうなるのか。
マイナンバーカード申請時と同じような手続きを踏むのか。
そもそもこの課題はマイナンバーカードを作成する過程で想定できたのではないか。
このような不満点はあるもののすでに過ぎてしまったことは仕方がありません。
前向きなものとして新カードの詳細を待つとしましょう。
あと3年間マイナンバーカードを使用する理由
新カードが発行されるまで約3年。
これを”たったの3年”と考えるか。
それとも”まだ3年”ととらえるか。
なかなか絶妙な期間と言えるでしょう。
マイナンバーカードの未申請の人にとってはこれから申請すべきか悩ましい要素となりました。
しかしそれでも今すぐ申請すべき理由についてお伝えします。
・キャンペーン期間中であればマイナポイントが手に入る
・保険証廃止によりマイナ保険証が必要となる
・住民票の写しなど書類が簡易に入手できる
・運転免許証との統合により手続き等が便利になる
マイナンバーカードを申請、使用することで以上のようなメリットがあります。
締め切り迫る!マイナポイント!
2023年2月末までの期間限定となるためもうそろそろ駆け込みで申請する必要があります。
とはいえ、新カード発行が発表されたことでさらなるキャンペーン期間延長も期待できます。
新カード発行のタイミングまでに全国民のマイナンバーカードの申請が終わっていればそれだけ移行手続きが楽になることでしょう。
マイナポイントの詳細については関連記事をご確認ください。
マイナポイントはもう受け取りましたか?マイナンバーカードを保険証代わりにできる『マイナ保険証』。※マイナ保険証の詳細についてはこちらの記事を参照くださいこちらの申し込みが開始されはや2ヶ月ほど経過しました[…]
保険証が2023年秋に廃止
保険証が2023年秋に廃止となり、その代わりとしてマイナ保険証を利用することになります。
「資格確認書」の存在が発表されたとはいえ、マイナ保険証をもっていなければ不便な場面も出てくることでしょう。
ちなみに現時点においてマイナ保険証は利用可能です。
マイナ保険証を使用すれば医療負担が軽減されるため、カードを持っておりかつ利用できる医療機関であれば積極的に利用したほうがお得です。
「利用できる医療機関」といったのは、現在マイナ保険証の読み取りリーダーを用意できている医療機関が少ないためです。
少しずつ増えてきてはいますがまだまだ普及には時間がかかりそうです。
2024年秋に紙製の保険証が廃止されることが発表されました。これにより保険証として使えるのはマイナ保険証に一本化されそうです。なぜ紙製の保険証が廃止となるのでしょうか。また、使えなくなった場合の対策につい[…]
住民票発行の手数料が10円になることも
マイナンバーカードがあればコンビニで簡単に住民票の写しを入手できます。
そのうえ、市町村によっては手数料400円が10円になる、という事例もあります。
手軽に安くで手に入るのであればそれだけでマイナンバーカードを入手する価値はありますね。
2022年8月時点、マイナンバーカードの申請率がで国内人口の50%を越えました。国民の2人に1人がようやくマイナンバーカードを手にすることになったようです。6月末から開始となったマイナポイント第2弾による[…]
運転免許証との一体化
マイナンバーカードに運転免許証の機能を付与する案が出ています。
将来的には運転免許証と同じぐらいマイナンバーカードを普及させたいという政府の想いがあるのでしょう。
運転免許証だけでなく今後もさまざまな機能をマイナンバーカードに紐づけられることが考えられます。
便利になる一方で紛失時のリスクや情報流出など課題も残ります。
これらを解消できるのであれば利用者側としては大変便利になることでしょう。
まとめ
マイナポイントの期限までのこりまずか。
これに伴い新たなキャンペーンの発表など今後も続々とマイナンバーカードに関する話題が出てくることでしょう。
最終的には国民全員がマイナンバーカードを持つことになります。
そのためなるべくお得なうちに申請することをおススメします。
・新カードはマイナンバーカードの課題解消のため
・マイナンバーカードの利用は3年となるが申請するとお得な場面が多い
・マイナポイントの期限が迫るなか新たなキャンペーンに注目