サラリーマンの皆さん、今日のお昼は何を食べましたか?
私は現在お弁当を会社に持っていきます。
弁当と大層なことをいっていますが、実際にはおにぎり2個だけです。
しかし侮ることなかれ。これが手間がかからず、うまくて、そして安い。
3拍子揃ったベストなお弁当であることが分かったのです。
今回はなぜお昼におにぎりがベストであるかを解説します!
昼食代を節約した方は特に必見です!
私はこれで年間10万円以上の節約に成功しました。
筆者はこれまでに社食、コンビニ、お弁当を食べてきました。
この3種類を比較しつつ、いかにお弁当(おにぎり)が優れているかをお伝えします。
サラリーマンの悲しいお昼事情
サラリーマンの昼食代の平均がどれほどなのかご存じでしょうか。
とある調査において、2020年における平均は約560円だとか。
年代や性別によって前後しますがおおよそワンコイン+αぐらいが目安なようです。
ここ10年ほどはこのあたりをいったりきたりしている模様。
しかし直近においては微増傾向にあり、その理由がコロナになるようです。
飲み会の機会が減ったことで支出が抑えられ、結果昼食にかける費用が増加したと考えられます。
さて、それにしても560円というのはなんとも寂しいことではないでしょうか。
外食はもちろん、コンビニでも飲み物をプラスで購入するだけであっという間に予算オーバーになります。
牛丼、ハンバーガーチェーン店であっても一番安いセットを買うだけが精々ですね。
60円でハンバーガー(2021年現在は108円)を買えていた頃を懐かしむ人もいるのではないでしょうか。
さてこの560円を毎日どうにかしてやりくりしている方は多いことでしょう。
少しでもたくさん、または美味しく食べるにはどうすればよいのか。
昼食という仕事の合間のオアシスをどう充実させるかは午後の仕事へのモチベーションにも繋がります!
日々仕事に向き合うサラリーマンの皆さまが昼食ですら悩まなければならないのはなんともやりきれません。
今回はその答えの一つとして提示できればと思います。
ここからは社食、コンビニ、弁当を対象にそれぞれのメリット、デメリットをまとめてみます。
1.今や絶滅危惧種、会社のオアシス社食!
まず社食について見ていきましょう。
<メリット>
- 外食と比べ安い
- 手軽に利用できる
- メニューが豊富
- バランスよく栄養を取ることができる
<デメリット>
- 利用対象者が限定的
- 利用しない場合でもお金がかかる
- 社員同士で食事しなければならない
社食のメリットはなんといってもその安さでしょう。
セットメニューであれば400円以下で食べられることができます。
外食比べ約半額です!これは大きなメリットといえるでしょう。
一方デメリットは人を選ぶ、という点です。
そもそも利用したくても会社になければ利用できません。
そういった意味では人ではなく会社を選びますね。
残念ながらそのコストの高さから社食という存在は年々減少傾向にあるようです。
またメニューが豊富といってもやはりお店にはかないません。
好みのメニューがなかったり、そもそも味付けが合わない場合は利用しない人もいるでしょう。
そしてここが大きなデメリットの一つです。
利用しない場合にもお金がかかる可能性があることです。
私の利用していた社食では食堂の混乱を避けるため、お金のやり取りはその場で発生しません。
支払い方法は給与からの天引きです。そして恐ろしいことにこの費用が完全に固定となっています。
つまり利用してもしなくても給与から天引きされるのです。
利用するならまだしも利用しなければただの負債といってもよいでしょう。
もちろん都度食券を買う制度の会社もありますが、こうした制度もあることを認識しておきましょう。
「福利厚生に社食がある、ラッキー」と思った新入社員の皆さんは一度よく確認しておいたほうがよいですね。
さて気になる毎月の費用ですが、私の場合は8,000円でした。
月に20日利用した場合1食あたり400円ですね。
ワンコイン以下で定食を食べられると考えると大変お得に思えます。
二つ目のデメリットとしては社員同士で食べなければならない、という点です。
人によっては食事の時ぐらい一人でゆっくり食べたいと思う人もいることでしょう。
わたしもその口でした。
何より困ったのは食事中、隣の席に社長が座った場合ですね。
周囲には重役を引き連れ、空気が重くなってしまいます。
「偉い人なんだから応接室かどっかで食べてくれよ」と何度思ったことか。
と、いうふうにこれがある意味最大のデメリットかもしれません。
2.コンビニは魔の空間?思わぬ落とし穴が!
続いてはコンビニです。
<メリット>
- 安い
- どこでも買える
- 品数が豊富
<デメリット>
- 栄養バランスが悪い
- 余分な物まで購入してしまう
- 味に飽きる
コンビニついては皆さんも予想通りの内容ではないでしょうか。
メリットについては説明不要でしょう。
一方のデメリットについては注意が必要です。
なんといってもコンビニ飯が気を付けなければならないのが、栄養バランスです。
品数が豊富であるものの、ついつい自分の好きな物に偏りがちになったりしないでしょうか。
私なんかはどうせお金を払うのだから好きなものを食べたい、と思いついつい自分の好きな組み合わせとなりますね。
サラダなどを組み合わせることである程度防止することはありますが、そうなると今度は価格が高くなります。これでは本末点灯ですね。
さて、気になるコンビニの出費はいかほでしょうか。
仮に成人男性であればおにぎり、またはパンが2個+ホットスナックなどの軽食を1個とした場合、
350~400円ぐらいが想定されます。弁当を買えば500円ほどですね。
選ぶ品によって前後しますが、300円台に抑えることができるのは大きなメリットですね。
3.手間をかければお金はかからない? これぞ最適解!
さていよいよ筆者が推す弁当、おにぎりの登場です。
<メリット>
- とにかく安い
- 自分好みの味付けができる
- 食べる量を調整できる
<デメリット>
- 作る手間
- 会社に持っていく手間
- 材料買い出しの手間
- 衛生面での配慮が必要
- 味に飽きがくる
なんといっても食費が圧倒的に安い!
これこそ最大のメリットです。
他にも味付けや量を調整できるなど評価すべき部分はありますが、安さと比べれば微々たるメリットでしょう。
では実際に食費について計算しましょう。
今回は少し大きめのおにぎり2個を作る場合を想定した場合のかかる費用は以下の通りです。
- 米 300グラム(2合)…52円(26円×2号)
- 塩 少々
- 酢 少々
- ふりかけ…54円(108円÷2日分)
- 炊飯器電気代…5円(一度の炊飯あたり)
- 電子レンジ電気代…4円(0.63円×6分)※解凍時に使用
- ラップ…20円(10円×2枚)
合計135円!
どうでしょうか。この圧倒的な安さ。
使用するふりかけや米の単価によって多少の誤差はありますが、それでも200円は間違いなく切ります!
平均560円の昼食代をおにぎりに置き換えた場合、年間で102,000円の節約することができます。
これは試してみる価値があるのではないでしょうか。
もちろん安さだけではありません。
コンビニでおにぎり2個買った場合と比べてどうでしょうか。
成人男性であればコンビニのおにぎりだけでは物足りないことでしょう。
コンビニのおにぎりは1個当たり約100グラムです。
今回はこの1.5倍のサイズを想定してこの値段なので安さ、量ともにお手製おにぎりの圧倒的勝利といえるでしょう!
おにぎり2個にプラスしておススメしたいのがインスタントのお味噌汁です。
会社で給湯室またはウォーターサーバーが使用できるならば是非一緒に持っていくことをおススメします。
使い捨ての紙コップと合わせても+40円ほどで済みます。
これでもまだ合計で200円かかりません。
インスタントのお味噌汁は安いだけでなく、事前の準備が不要なためおにぎりのお供にはもってこいです。
紙コップは100円ショップやインターネットショップにて業務用の大量セットを購入すれば費用を抑えることができます。
ごはんが進まない時にはちょっとした汁物があるだけで食欲が段違いになります。
さてここからはおいしいおにぎりの作り方を紹介します。
冷凍
<ポイント>
- 週末にまとめてお米を炊く
- 炊き立てご飯に塩、ふりかけ、酢をまぜる
- ご飯を平べったくラップに包む(この時点で握らない!)
- すぐに冷凍する
- 当日の朝に電子レンジで6分、裏返して2分解凍する
- 熱いうちに握る(任意)
1年間の経験によりこれが最もおにぎりが美味しくなるポイントだと判明しました。
重要なのはおにぎりを持っていく朝に手間なく簡単に準備できることです。
特に注意したいのはご飯を冷凍するところです。
冷凍する段階でおにぎり状にしてしまうとレンジで解凍する際、ムラになってしまいます。
均一に解凍できるようご飯は凹凸なく平べったい状態でラップに包みましょう!
そして解凍する際はまず4分レンジにかけた後、ご飯を裏返して再度2分解凍します。
これで確実に解凍でき、かつレンジにかけ過ぎないほどよい硬さのご飯となります。
なお、ご飯に酢を入れるのは腐ることを防止するためです。
特に夏場などは腐りやすくなるため酢または梅干を必ずいれましょう。
以上がおにぎりの安さと作る際のポイントになります。
一方デメリットといえば上記であげた作業をしっかりこなせるか、という点です。
つまりはおにぎり作成にかかる手間ですね。
作るのはもちろん材料の買い出しが発生します。
衛生面については上記のような対策を取ることで解消できます。
また、味に飽きが来る場合はふりかけを変えるだけでなく、味ご飯やのりを持参するなど”ふりかける”以外の手段を組み合わせることで対応できるのではないでしょうか。
これらの手間を許容できるのであればおにぎりはサラリーマンの最大の友となることでしょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
社食、コンビニ、おにぎり、それぞれのメリット、デメリットを加味し、自分にあった食事を選びましょう。
筆者のおススメは当然おにぎりです!
手間がかかるかもしれません。
しかし安く、自分好みの味付け、量を調節できます。
これは他にない最大の特徴といえるでしょう。
またもうひと手間加えるならばおかず、野菜を1品増やしましょう。
これで栄養バランスもばっちりです!
毎日は無理、という人であっても2日に一度、コンビニ弁当をおにぎり持参に変えることでお財布事情も大きく改善されるはずです。
まずはコンビニ弁当や外食の合間に少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
常に仕事と戦い続けるサラリーマンの皆さん。
せめて昼食の時だけでも食事によって癒されてほしいですね。
願わくばこの記事を読んで一人でも多くの人がおにぎりによって幸せになりますように…。