【2022/3/12より】PASMOの払い戻しに手数料が発生

交通系ICカード「PASMO」の払い戻しにおいて2022年3月12日より手数料が発生します。
「PASMO」といえば首都圏在住であれば一人一枚は必ず保持しているカードです。
影響を受ける人は多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済がさけばれる昨今、その一翼を担う「PASMO」に何があったのでしょうか。
この記事では気になる手数料金と手数料が発生しない方法について解説します。

使わなくなった「PASMO」をお持ちの方は今すぐ払い戻しをしましょう!
期限は2022年3月11日です。

それを過ぎた場合は手数料が発生します
損をしたくなければ今すぐ払い手続きをしましょう。

手数料発生の理由

PASMO協議会は2021年12月24日、自身のホームページにてPASMOの払い戻して2022年3月12日より手数料が発生することを発表しました。

「2022年3月12日(土)からPASMOカードの払いもどし手数料を収受させていただきます。」
2022年3月現在、払い戻しの手数料は無料です。
しかし2022年3月12日より手数料220円が発生します。
手数料が発生理由は、多くのPASMOカードが廃棄されている実情を抑止するためです。
環境に配慮したカードにもかかわらず、カードの購入、払い戻しが頻発する実情が問題となり、今回それを打開するため、あえて手数料をとることにしました。
つまりは環境面でも配慮であり、PASMOの利用者減少や業績不振という理由ではありません。

実は手数料の徴収は今回が初めてではありません。
2014年4月にも手数料の廃止をしていた(それまで手数料を徴収していた)が、今回の課題について解決に至らす、改めて手数料徴収に踏み切ったようです。

払い戻し方法

では払い戻しの方法について解説します。
この記事を読んだ後、今すぐ最寄りの駅へ向かいましょう。
払い戻し方法はいたって簡単です。

<持ち物>

  • 今回破棄するPASMOカード
  • 本人確認書類(運転免許証等)
  • クレジットカード(定期券をクレジットカードで購入した場合に限る)

<手順>

  1. 最寄り駅、バス(PASMOエリアに限る)窓口に行く
  2. 払い戻しする旨を伝える
  3. PASMOカードを返却する
  4. 払い戻し代金を受け取る

いかがでしょうか。
とても簡単なため、会社、学校帰りにちょっと寄るだけですぐに済みます。

払い戻し金額について

次に払い戻しされる金額の算出方法を解説します。


※PASMOにチャージされた金額は返金されます!
 わざわざチャージ分を使い切る必要はありません。

定期券と一体になっているかどうかによって算出方法が異なります。

<無記名カードの場合>
定期一体型となっていない一番シンプルなパターンです。


チャージ残金+デポジット代(500円)

「デポジット代」とはPASMO入手時に前金として支払いった金額のことです。
カードを返却する際に返金されます。
ここにチャージされていた金額を全額返金となります。

<定期券付きカードの場合>
続いては定期券付きのカードです。
考えたかは無記名カードの算出方法に加え、定期券の払い戻し金額がプラスされます。

定期券の払い戻し金額+チャージ残金+デポジット代(500円)

定期券の払い戻し金額は定期利用期間の残分が返金となります。
月単位での計算となるため、払い戻しタイミングには注意しましょう。
また、定期券に限り、別途手数料が発生します。
これは今回の払い戻し手数料とは別に発生します。
詳細な金額については鉄道またはバスの定期券発売業者に確認しましょう。

以上がこれまでの払い戻し金額の算出方法となります。
して2022年3月12日からはこの返金額より220円が手数料として差し引かれます。

筆者もさっそく無記名カードの払い戻しを行いました。
以下のようにしっかりチャージ残金分+デポジット代分が返金されています。
※チャージ残金分が返金されるとは知らずに可能な限り使い切ろうとした結果、残り3円の返金となりました。

手数料が発生しない方法

上記の計算方法で「おや?」と感じた方はいるのではないでしょうか。
そう、返金額が手数料以下の場合です。


この場合、払い戻しによる手数料は発生しません

具体的にはデポジット代金を除いた返金額が220円以下であれば手数料は不要です。
そのため無記名カードの場合、チャージ残金を220円未満とするのです。

定期付きの場合にはそれに加え、定期利用期間が切れた後に払い戻しをしましょう。
デポジット代から手数料が差し引かれないのは前金として購入者が預けているお金であるため、保障されているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ついうっかりPASMOを忘れてその場で新たに購入することもあります。
そのカードが実は家のどこかに眠っているのではないでしょうか。
手数料が発生しない手段があるとはいえ、可能であれば早めに払い戻しをしましょう。
今回はPASMOだけでしたが、今後他のICカードが追随する可能性があります。
事実関西を中心に使用されている交通系ICカード「ICOCA」は既に手数料の徴収を行っています。

今後もこうした動きは加速することが予測されます。
そうなる前に不要なものはさっさと返却しましょう。

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