第二級陸上特殊無線技士は、無線資格の中でも比較的取りやすく、仕事や趣味で無線を扱う人にとって実用性の高い国家資格です。
私自身も「難しいのでは?」と最初は不安でしたが、実際にセンターで講習を受けてみると、内容は基礎から丁寧に教えてくれ、簡単に取得できました。
本記事では、私が実際に講習を受けて感じたことや流れ、必要な手続き、費用や当日の様子などを詳しくまとめています。
これから資格を取りたい人が、具体的なイメージを持てるような内容になっています。
特にこれから商業的に必要な方、例えばドローン操縦などでは必須の資格となります。
是非、取得してみましょう。
第二級陸上特殊無線技士(陸特2とは
第二級陸上特殊無線技士(陸特2)は、陸上に設置された無線設備の操作ができる国家資格です。
業務無線や防災無線、基地局関連の設備など、幅広い現場で必要とされるため、通信業界を中心に需要の高い資格として知られています。
陸上特殊無線技士は一級から三級まで存在し、二級は上から二番目の資格となります。
一級は難易度が少々高いですが、二級以下の合格率はさほど違いがないため、二級から申し込みした方がよさそうです。
陸特2で操作できる無線設備は、次のようなものが代表的です。
携帯電話基地局などの無線設備
各種業務用無線
防災行政無線・消防無線
レーダー設備 など
「陸上特殊無線技士」と「陸上無線技士」との違い
「陸上特殊無線技士」とは別に「陸上無線技士」という資格も存在します。
これらは似ているようですが難易度が天地ほどの差があります。
「特殊」との記載があるように特定の範囲に限定してのみの無線技術に対して、「陸上無線技士」
とはより深く広い範囲の知識が求められます。
こちらは実務、プロ本職用のため取得難易度は圧倒的に高くなります。
名称が似ているため、申し込み時には注意しましょう。
●陸上特殊無線技士
設備の「操作」が中心
主に 基地局や業務無線、防災無線、レーダー などの陸上無線設備を操作できる
現場作業や保守の現場で需要が高い
技術的な高度性はそこまで高くない
● 陸上無線技士
設備の「技術的な操作・調整・工事」も行える
無線技術に関する 深い知識が必要
放送局や通信設備の 工事・調整・管理 まで担当可能
国家資格の中でも上位にあたる
陸上特殊無線技士とアマチュア無線技士の違い
次に類似資格として「アマチュア無線技士」について紹介します。
「アマチュア無線技士」は一級から四級まで存在する国家資格です。
名前の通り、アマチュア(趣味)としてのみ無線を扱うことができる資格となります。
よって商業用、仕事として無線技士となる場合は今回の「陸上特殊無線技士」資格が別途必要です。
しかしどちらも似たような知識、重複する部分も存在するため、合わせて取得してもよさそうです。
● 講習会のまとめ(第二級陸上特殊無線技士)
センターは総務省認定の複数機関から選択可能(場所・日程・時間帯が選べる)
受講料は 21,300円(税込)
※全国どのセンターでも共通使用教材は
・パワーポイント約120ページ
・法規・無線工学それぞれにテスト対策用まとめ資料が数枚講習時間は 法規5時間、無線工学4時間
1コマ 1〜1.5時間 の講義が計9コマ
全体は2日間の構成だが、実質は 1.5日
(残り半日は補講+再テスト。1発合格なら1日半で終了)事前勉強・予備知識は不要
いきなり 2級 からの受講も可能
筆記テストあり(選択式・マークシート)
実技実習はなし
出題内容:法規10問、無線工学10問
合格基準は各科目 60点以上(6問正解)
合格率はほぼ100%(講習内容を普通に聞いていれば問題なし)
出題ポイントは講師が的確に教えてくれる
必要書類:住民票、証明写真3枚
受講条件なし(誰でも受講可能)

テキストは上記のような感じです。
一見難しそうに見えますが、ほとんぼ覚える必要はありません。
講師の方は元は航空会社に勤務しており、本職で無線を利用していたそうです。
人当たりのいいおじさんたちであり、ところどころで「ここはテストにでるから重要」と明言してくれます。
テスト事態は総務省が作成しているようなのでこの講師の方もテスト内容は知りません。
とはいえ、過去の傾向より、今回はここが出るというポイントは把握されているようで的中率はかなり高めです。
このポイントだけ聞き逃さないようにしましょう。
まとめ
今回の講習を通して感じたのは、「本当に資格を取るためだけの勉強なんだな」ということでした。
内容自体はやさしく、講習を聞いていればほぼ確実に合格できますが、実務に生かせる知識は正直かなり最低限です。
しかも実習がないので、無線機器の実際の操作方法を触って覚える…といった経験もできません。
このあたりは少し物足りなく感じました。
結局のところ、実際の操作や現場で必要になるスキルは、資格を取ったあとに業務の中で身につけていく形になります。
なので、仕事で無線を扱う予定がない場合は、資格を取っても活かす面はあまり多くないかもしれません。
逆に、業務で必要な人にとっては、短期間で取れて実務のスタートラインに立てる資格なので、効率はすごく良いと思います。