2022年7月のレジ袋が有料化となって早2年が経過しました。
人々はこの日常に慣れつつある一方、どこか不便さを感じているのも事実です。
コンビニ大手三社であるセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンをはじめ多くのコンビニにおいても一貫してレジ袋有料化を続けています。
※「プラスチック資源循環促進法」についてはこちらの記事をご確認ください
そんななか、レジ袋が無料であるコンビニも存在します。
それがセイコーマートです。
レジ袋無料の理由について、セイコーマートの実態と共に調査しました。
日本最古のコンビニ、セイコーマート
レジ袋が無料なのにはセイコーマートの起源、理念に基づくものです。
セイコーマートは北海道に国内に約1,000店舗をもつコンビニチェーンです。
北海道に拠点を持つ「セコマグループ」の小売部門を担う知る人ぞ知るコンビニですね。
北海道以外では埼玉県、茨城県に一部店舗をもつものの、あることで有名なコンビニであるため、ローカルチェーンながらも全国にその名が知れわたっています。
1971年に第1号店をオープンし、日本最古コンビニの一つてしても数えられます。
納得の顧客満足度1位
セイコーマートの名が全国の広がった一つとしてコンビニにおける”顧客満足度6年連続1位”があげられます。
これは日本生産性本部 サービス産業生産性協議会がアンケート調査によって集計したコンビニの顧客満足のランキングとなります。
顧客期待や近く品質、ロイヤルティといった複数の項目が存在しそのいずれもセイコーマートが総なめしています。
大手コンビニをおさえ、堂々の1に輝くセイコーマートとはいったい何者なのか。
調べた結果、セイコーマートとは「お客様ファースト」に尽きる店、だと判明しました。
地元密着の豊富な品
セイコーマートの特徴はなんといってもその独自の品揃えです。
北海道産、北海道限定の商品やプライベートブランドを扱い、他のコンビニにはないオリジナル商品を数揃えています。
セイコーマートを運営する「セコマグループ」はそもそも卸業を行っており、地域の業者と商品をやり取りするうえで大いに有効なようです。
そしてセイコーマートを語るうえで外せないのが”ホットシェフ”です。
こちらは店内の厨房で作られるあたたかい状態の総菜や弁当のことさします。
通常コンビニ内において調理することは効率性を考えると避けるべきことです。
しかし北海道という地域柄、高齢者が多く、近くに飲食店やスーパーの無い地域も多く存在します。
そんななか、コンビニにおいて手作りの美味しい料理を食べることができる”ホットシェフ”は地域の人々より愛され、なくてはならない存在だったのです。
セイコーマートではこうした人々に必要とされるサービス、商品を日々考え、顧客目線で何か必要かを考えているようです。
この結果が最終的には顧客満足度1位に輝くこととなったようです。
レジ袋無料の理由
さてそんなセイコーマートですがレジ袋無料化についてもやはり顧客のために継続したというのが大きな理由です。
レジ袋の有料化というのは国からの義務と認識している人が多いようですが事実は異なります。
条件をクリアすれば無料で良いのです。
その条件の一つとして、レジ袋の原材料があげられます。
”海洋生分解性プラスチック”（海で最終的に水と二酸化炭素に分解されるプラスチック）の配合率が一定以上であれば問題ない、とのこと。
セイコーマートではこちらの基準をクリアしたうえでレジ袋を無料配布しています。
そして無料配布理由として、お客様に不便な思いをさせず、コンビニに気軽にきてもらうため、と語っています。
確かに以前であれば財布一つでふらっとコンビニによることができました。
しかし今ではマイバックを持ち歩く必要があり、ついうっかり忘れて家にとりに戻るなんてこともありますよね。
こうした手間、面倒さをお客様にさせないというのがセイコーマートの意思のようです。
また、無料化に伴うコストについては元々の客単価が他のコンビニと比べて高いことから実現できた、という側面も大きいようです。
お客さんの売り上げを巡り巡ってお客さんに貢献する、という好循環が生まれているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
セイコーマート恐るべし。
圧倒的な顧客目線、顧客ためのサービスを徹底しています。
こうしたお店がもっと全国に広がってほしいところです。
お客さんとしてもこうした気持ちのいいお店であればより積極艇にお店を利用したくなることでしょう。
セイコーマートと同じ理念を持つお店が増えることで小売業界が活性化される店、客どちらにとっても喜ばしいところです。
- セイコーマートは日本最古のコンビニ
- 顧客満足度6年連続1位は納得できるもの
- 徹底したお客様ファースト
- レジ袋もお客様のため