【シェア畑】春夏野菜苗植え・種まきレポート【第1回】

  • 2022年5月29日
  • 2022年6月9日
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以前紹介した都会でできる農業体験『シェア畑』。
今後定期的に実体験のレポートをあげていきます。
『シェア畑』に興味を持っている方は是非参考にしてください。
『シェア畑』については過去の記事をご覧ください。

都会で本格的な農業体験 シェア畑について

今回は初回、初夏野菜の苗植え、種まきについてお伝えします。
なお、筆者の場合は2ウネを選択しました。
また、筆者の開始タイミングからではウネを耕す作業が完了していました。
『シェア畑』は1年のうちどのタイミングからでも開始できます。
一方で今回のようにすでに作業が完了している場合もあります。
この場合は今後、空いた時間に疑似的に同じ作業を体験させてもらえるなどアフターフォローが存在するため安心していつでも始めることができます。

選べる春夏野菜について

2ウネの場合選べる野菜は以下の通りです。

1ウネ目→ピーマン+サンチュ+『ナスor長ナス』
2ウネ目→エンドウ+『トマトorミニトマト』
3ウネ目→『コマツナorミズナorカブorカラシナorリーフレタス』
4ウネ目→ニンジン+『キュウリor小玉スイカ』

『』部分が選択可能な野菜です。
それ以外は原則必須の野菜となります。
筆者は2ウネのため、上記1ウネ目と2ウネ目が対象となります。
※2ウネとは上記より好きなウネを2ウネ選択できるわけではありません(例 1,3ウネ目の選択は不可)
どちらも育て方、難易度は同じなため、筆者は日頃よく食べるナスとトマトを選択しました。
なお、上記以外の野菜についてはアドバイザーと要相談となります。
初年度については運営側で用意してもらえる苗や種から選択するのが失敗が少ないようです。
ウネのなかでも一緒に育ててよい、野菜とそうでない野菜が存在します。
また昨年に植えた野菜によってはウネの品質が変わるため、こちらも配慮しなければなりません。

講習会について

育てる野菜を決めたら講習会に参加します。
『シェア畑』の1年間のスケジュールは以下の通りです。

春夏野菜の苗植え・種まき→定期的なお世話→収穫→秋冬野菜の苗植え・種まき→定期的なお世話→収穫

今回は初回となる『春夏野菜の苗植え・種まき』となります。
初心者の方はもちろん、2年目以降の人であってもいきなり何をすべきか混乱することでしょう。
しかし安心してください。
『シェア畑』ではこうした大きな作業イベントの前には講習会を行ってくれることとなっています。
また、日々のお世話についても同様です。
講習会は1ヶ月に一度ほどのペースで行われます。
この講習会に参加しつつ、週に1,2度畑に出向きお世話する、というのが今後のルーティーンになります。

講習会は現地で行われます。
事前に配布されるテキストを中心に講師役のアドバイザーが約1時間ほど講習を行います。
アドバイザーは現役農業経験者のため、テキストには記載されていないテクニックやコツなどを教えてもらえます。
そのため、アドバイザーや畑によっては講習内容について差が発生するものと推察されます。
通うことができる畑が複数存在する場合、自宅からの通いやすさだけではなく、アドバイザーの質、相性もしっかり確認するほうがよさそうです。

講習が完了したら次は実演です。
見本区画となる畑が存在します。
そこで実際の育成状況について確認することができます。
口頭では確認しづらい点についてはこちらの見本をチェックしましょう。

ピーマン

さてここからは野菜ごとに解説します。
ピーマンは苗植えからの開始となります。
ウネにはマルチと呼ばれる黒いビニールがかぶせてあります。
これは土の湿度を保つこと、虫よけのために存在します。
専用にカッターにて土ごとくりぬけば準備は完了です。
苗を植えたら仮支柱を立てます。
この仮支柱は苗木を支えるために必要となります。
仮という名の通り成長してきた後、本支柱を立てる必要があります。
麻ひもで支柱と苗を固定するば完了です。

特に苦労もなく完了しました。

ナス

ナスもピーマン同様、苗植えとなります。
こちらも同様に仮支柱を立て完了です。

そしてここでもう一つ追加として、ウネ内にマリーゴールドの種をまきます。
マリーゴールドはナス科の植物の育成をよくする働きがあります。
これを『コンパニオンプランツ』とよびます。
今回はマリーゴールドの臭いがナス科(今回で言えばピーマン、ナス)の植物を好む虫(コガネムシなど)よけとなるため植えることになりました。
野菜を育てるためにまさか花を育てる必要があるとは驚きでした。

サンチュ

サンチュについては3ヶ所に種をまきます。
1ヶ所につき、4粒ずつ植えます。
種を植える土の深さは0.5㎝ほど。
人差し指の爪が1cmのためその半分が目安です。
※これはアドバイザーから教えられました

種は小さいため、水やりの際に流れていかないようしっかりと埋める必要があります。
※後に実感することになりました

サンチュは葉が大きくなりすぎるとえぐみがでるため、早めに収穫がおススメです。

エンドウ

エンドウは種まきとなります。
6穴分、1穴につき4粒ずつまきます。
注意点として、6穴一気に種をまくのではなく、1週間で2穴ずつ植えます。
6穴全てを同時に植えた場合、同じタイミングで収穫しなければならないからです。
一気に収穫した場合には食べきれない可能性があるため、タイミングをずらすことで必要な量を必要なタイミングで収穫できるための措置となります。

エンドウにカメムシが発生することが多いため、苦手な人は注意です。
この対策として、防虫ネットのトンネルを設置します。
トンネルは地面とネットと杭で固定するだけで簡単に設置できます。
一方でお手入れの際にその都度、つけ外しする必要があり面倒です。

トマト

トマトは苗植えとなります。
注意点としては水をやりすぎないことです。
水が多すぎると根が腐りやすくなる、実が水っぽくなる可能性があります。
そこでここでもコンパニオンプランツが活躍します。
ここではバジルがその役目を担います。
バジルは水を吸収しやすい性質を持つため、トマトと同じウネに植えることで水はけをよくしてくれます。
また、バジル自体も収穫することが可能なため、一石二鳥です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は第1回目の体験レポートでした。
今後も定期的に野菜の育成状況についてお伝えしたいと考えています。
果たして野菜を無事収穫できるのでしょうか。

  • 春夏野菜の選択について一部自由に選択可能
  • 日々のお世話に合間に1ヶ月単位で開かれる講習会に参加するのが当面のルーティーン
  • メインの野菜以外にコンパニオンプランツも育てる


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