新幹線の予約はネットが便利! EX予約について解説!

そろそろ春めいてきました。
未だに外出することはためらわれる世の中です。
しかしゴールデンウイークの予定もそろそろ立てないと、と思う人もいるのではないでしょうか。
遠出する際にネックとなるのがその移動手段です。
特に新幹線は連休時には大混雑します。
当日チケットを取ることはほぼ不可能です。
そんな時便利なのがネットでのチケット予約となります。
今回は筆者が実際に重宝しているエクスプレス予約について解説します。

東海道・山陽新幹線をよく利用する人はEX予約を利用してはいかがでしょうか。
簡単に予約できるだけでなく、チケット代も通常より格安でとれることもあります。

特に帰省など定期的に東海道・山陽新幹線を利用する人は是非、この機会にご利用ください!

新幹線のチケットを入手する方法

通常、新幹線のチケットを入手するには駅の窓口や券売機にて購入します。
この他、街中の金券ショップにて窓口より安い値段で購入することもできます。
この他にも旅行代理店などでチケットと宿泊先料金がセットなったプランなども存在します。
多くの人がこれらのいずれかによってチケットw入手しているのではないでしょうか。
今回にこれに加え、インターネット上でチケットを入手する方法を紹介します。
これはエクスプレス予約(以下、EX予約)と呼ばれるJR東海限定のサービスです。
JR東海、つまり東京から博多までの区間が対象となる点には注意が必要です。

EX予約とは

ではEX予約の詳細を見ていきましょう。
具体的な予約から乗車までの流れは以下の通りです。

  1. 専用サイトでチケットを予約する
  2. 乗車までにチケットを発券(※不要な場合もあり)
  3. 発券したチケット、EX予約専用ICカードまたは交通系ICカードを使って改札口を通る
  4. 改札口より予約席表を受け取る
  5. 乗車する
  6. チケット、EX予約専用ICカードまたは交通系ICカードを使って到着先の改札口を通る

1.専用サイトでチケットを予約する
EX予約ではPCはもちろんスマートフォンなどインターネットを使用できる機器からアクセス可能です。
専用サイトにログインし、乗車したい条件を指定します。
行先、発車時刻、チケットの種類、乗車人数、席など駅で購入する条件と何ら変わりありません。
窓際の席に座りたい、特大荷物スペースを利用した、といった細かな条件も指定できます。
発券できるのは予約日当日より1ヶ月先の期間となります。
実際の画面は以下の通りです。
該当する条件に合致する新幹線が表示されるため、好きな発車時刻、車両、席などを選べは完了です。
画面を見れば迷うことなく操作できる設計のため、誰でも手軽に利用できますね。

2.乗車までにチケットを発券(※不要な場合もあり)
予約が完了すればあとは乗車当日までやることはほぼありません。
予約後に予約完了メールが登録したメールアドレスに届きます。
※乗車直前にも確認メールが届きます
ここで予約内容に間違いがないか確認しましょう。
もし間違っていた場合でも乗車時間ギリギリまで変更可能です。
列車を変更すればペナルティはありません。
ただし、乗車自体をキャンセル(払戻)した場合は手数料が一席あたり320円かかります。
※コロナ禍の影響により特定に期間中であれば払戻手数料が無料となる場合もあります

チケットの発券は予約完了後、いつでも発券可能です。
ただし、発券するかどうかは任意となります。
EX予約専用ICカード(入手方法は後述を参照)を持っていればそれがチケット代わりとなります。
そのため、よほどの理由がなければチケットの発券は不要です。
もし発券する場合は乗車する直前をおススメします。
発券した場合、予約内容の変更や払戻がインターネット上ではできなくなります。
駅の窓口に赴く必要があるため、急な予定変更がある場合には乗車ギリギリまで控えておく方が安心です。
ただし、長期連休など駅の混雑が予想される場合には乗車当日以前に発券しておきましょう。
当日は発券するにも長蛇の列が予想されます。
これによって新幹線の乗車時間に間に合わない、といった悲劇も予想されます。


新幹線乗車駅の窓口または発券機にて発券できます。
発券機を利用する場合にはEX予約専用ICカードまたはEX予約用のクレジットカードが必要です。
また、EX予約ログイン時に使用するパスワードの入力を求められます。
これらを忘れずに準備しましょう。
3.発券したチケット、EX予約専用ICカードまたは交通系ICカードを使って改札口を通る
改札を通る際は通常と同様、チケットを改札口に投入し、ゲートを通ります。
この際、JR駅構内に入った際に使用した交通系ICカードも合わせてタッチしましょう。
チケットだけを通した場合、ゲートは開きません
EX予約専用ICカードの場合は交通系ICカードを重ねるようにして改札口にタッチしましょう。

チケット、EX予約専用ICカード、交通系ICカードと使い分けがややこしい方には交通系カードをのみで改札口を通れる方法を紹介します。
事前にEX予約サイト内にて、チケットと、交通系ICカードを紐づける、という方法です。
交通系ICカードにはそれぞれ固有のカード番号が存在します(カード裏面に表記されています)。
この番号をEXサイト上で登録することで、予約したチケットと紐づけます。
これによって交通系ICカードのみで改札を通ることができるのです。
カード一枚で楽々乗車できるため、大変重宝するサービスです。
EX予約専用ICカード、チケットなど紛失する恐れもあることから、この紐づけ作業をすることをおススメします。

4.改札口より予約席表を受け取る
無事改札口を通ることができたら、予約席表を受け取りましょう。
これは発見したチケットとは別物です。
当日にEX予約サイトを見ることができなくてもこちらの表にて発車時刻、席などを確認することができます。
こちらは乗車時に係員に提示するなど必要はありません。
自身の確認のための表となるため、最悪紛失しても問題ありません。

5.乗車する
予約した車両、席に座りましょう。
長期連休など車内が混在している場合には席を間違える可能性があります。
自分の座る席に他人が座っていた、といったことも珍しくありません。
そのため前述した予約席表は新幹線を降りるまで手元にあったほうが安心ですね。

6.チケット、EX予約専用ICカードまたは交通系ICカードを使って到着先の改札口を通る
新幹線を降りた後、到着先の改札を出る際にも、チケット等が必要となります。
乗車時と同様、これらを準備しておきましょう。
なお、チケットを利用した場合、このタイミングでチケットが回収されます。

チケットの種類

チケットの種類について紹介します。
EX予約ではさまざま種類のチケットが存在し、通常とは異なる料金で新幹線に乗車することができます。
条件に合うようであれば積極的に利用してお得にチケットを入手しましょう。
これらを利用できるかどうかはEX予約画面にて、利用可能な種類が表示されます。
条件によっては利用できないため、予約タイミングや発車時刻など条件を変更できる場合はいろいろ試してみましょう。
以下は手軽に利用できる筆者おススメの3種類です。
東京駅~名古屋駅間を想定した場合の大人一人あたりの指定先料金は11,500円となります。

  1. EX予約指定(自由席も同額)席→10,310円(990円お得)
  2. EXのぞみファミリー早特→9,950円(1,550円お得)
  3. EX早得21→8,960円(2,540円お得)

いかがでしょうか。通常のEX予約するだけでも1000円近く料金がお安くなります。
「EX早得21」ともなれば往復で約5,000円もお得になりますね。
こちらは乗車当日より3週間前までに予約することで利用できるサービスです。
乗車日が確定しているのであれば手軽に利用できる、大変お得なサービスとなっています。
「EXのぞみファミリー早特」は複数人での同時乗車が条件となりますが乗車3日前までに予約すればよいため、乗車期限まで余裕があります。
ただしこれらのサービスについては大変人気があるため、すぐに売り切れていしまいます。土日などの乗車する場合は予約可能な1ヶ月前に予約しなければなりません。

上記以外の割引サービスは他にも多数存在しています。
自身の乗車条件に沿ったものを利用しましょう。
なお注意点としてこれらのサービスについてはゴールデンウイークやお盆といった人気の集中する期間中には利用できない可能性がある、ということも念頭にいれましょう。

EX予約を利用するには

ここで説明でEX予約が大変お得なサービスであることは理解できたのではないでしょうか。
そこで気になるのが、EX予約の利用する条件です。
EX予約には専用のクレジットカードを入手及び、会員登録が必須となります。
クレジットカードには大きく分けて2パターン存在します。
1つ目は「JR東海エクスプレス・カード」です。
こちらはその名の通りこのEX予約に特化したクレジットカードとなります。
EX予約することでポイントがたまり、貯まったポイントでお得にグリーン車に乗車するなど多数の特定が特徴です。新幹線のヘビーユーザー向けとなります。
こちらはクレジットカード審査に通った後、会員登録することでEX予約専用ICカードが郵送されます。
2つ目はEX予約と提携している各種クレジットカードです。
JCBやイオン銀行など、大手の法人が発行しているクレジットカードが対象です。
該当するクレジットカードを持っている場合、新たにカードを用意する必要がありません。
「JR東海エクスプレス・カード」と異なり他のクレジットカードを使用できるため、EX予約以外を想定したクレジットカードを使いたい人におススメです。
こちらはEX予約への会員登録のみで準備は完了です。
後日EX予約専用ICカードが郵送されます。
1つ目のEX予約専用ICカードと区別するため、、こちらは「プラスEXカード」という名称となります。
デザインも異なり、1枚目が白を基調としているのに対してこちらは銀色となります。
どちらを利用するかは利用者の使い方次第となりますね。
なおどちらのクレジットカードであった場合でも年会費として1,100円が発生します。
そのため、どちらを申し込みにしろ、年間で1,100円分お得となる乗車方法を考えなければ、逆に損する計算となります。
といってもこのハードルは低いです。
例えば上記の例のように東京名古屋間を1往復するだけでも元はとれます。
最低でも年に一度新幹線を使用する、という人であれば十分にお得といえるでしょう。

EX予約のメリット

ここまででは主に料金面についてのメリットに着目してきました。
では料金面以外でのメリットはなんでしょうか。

  1. どこでもチケットを予約できる
  2. チケットレス
  3. 専用ポイントをためることができる

駅に出向くことなく、出先であっても自宅であってもチケットを予約できる、というのが最大のメリットではないでしょうか。
特に長期連休の直前は駅窓口が大変混雑します。
待たなくてもよい、というのもありがたいですね。
特に昨今のコロナ禍にあっては人込みを避けることができるというのもポイントが高いでしょう。

また、チケットが不要なため、チケットの紛失を気にする必要がありません(カードの紛失のリスクはありますが)。
改札口もスムーズに通れます。
そして「JR東海エクスプレス・カード」に限って言えばグリーンポイントをためることで通常料金でグルーン車に乗ることもできます。

このように料金面以外でもお得な理由が多々存在します。

EX予約のデメリット

デメリットについても紹介します。

  1. 予約した新幹線の乗車できない場合、他の列車に振り替えできない
  2. 長期連休の際の割引サービスは利用できないことがある
  3. 専用のクレジットカードが必要
  4. 年会費1,100円が発生する

デメリットはなんといっても、新幹線に乗車できない場合です。
例えば新幹線の発車時刻に間に合わず、次の新幹線に乗車することができません。
通常、指定席のチケットを取った場合、どの新幹線であっても自由席に乗車することができます。
しかしEX予約した場合は指定の新幹線しか乗車できません。
これがEX予約の際、お得に乗車できるからくりです。
しかし仮に乗車できなかった場合には後日、手数料が差し引かれるものの、チケット代は払戻されます。
また、駅の窓口に事情を話すことで手数料を差し引いたのち、別の新幹線を手配してもらることもできます。
指定の新幹線を発車した後ではEX予約サイト上での操作はできませんが、駅窓口であれば当日に新幹線に乗車できる余地が残っている、ということです。

この他上記でお伝えしように割引サービスによっては利用条件が存在するため、長期連休時などには使用できない可能性があります。
乗車面以外のデメリットとしては、専用のクレジットカードが必要なことです。
新幹線のためだけにクレジットカードを新たに持ちたくない人にとってはハードルが高いと言えるでしょう。
そして最後に年会費です。
帰省など定期的に1年間に数回新幹線の利用が見込まれる人であれば年会費はすぐに回収できます。
一方で滅多に新幹線を利用しない人にとっては不要な出費といえます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
そろそろゴールデンウイークの計画を立てるタイミングとなってきました。
今すぐEX予約を申し込めば十分に間に合うことでしょう。
今後も新幹線を定期的に利用する、という人であればぜひ活用して欲しいサービスです。
お得に、手間なく新幹線を予約したい、という人におススメです!

  • 年1回以上新幹線を利用する人はお得に料金で新幹線に乗れる
  • 駅に出むことなく手軽に予約できる
  • 予約するには専用のクレジットカードが必要


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