東京ドーム、現金使用不可。2022年3月より完全キャッシュレス化へ

東京ドームは2022年3月のリニューアルに伴い、完全キャッシュレス化となりました。
ドーム内では現金が一切使えなくなります。
その背景と気になるキャッシュレス決済について解説します。

リニューアル後に東京ドームに行く人は必ず現金以外の手段をもっていきましょう!

現金使用不可、該当する支払いは何?

現金が使用できなくなった場合、あなたならどのようにお金を支払いますか?
東京ドームにおける全ての支払いがこの度キャッスレス化となりました。
該当する主な支払いは以下の通りです。

  • 東京ドーム内(売店)
  • 東京ドーム内(弁当販売)
  • 東京ドーム前売券・当日券売り場
  • 東京ドームシティ各施設

このようにチケットから売店に至るまでの支払い方法にて現金が使用できなくなりました。
なぜ利用できなくなったのでしょうか。

キャッシュレス化の背景は?

お客様への利便性向上及び、東京ドーム従事者の業務負担軽減が主な理由となります。
コロナ禍により非接触化が推奨される昨今。
これが後押しとなり、客側としても反対しようもありません。
なお今回東京ドームが完全キャッシュレス化として注文を浴びておりますが、プロ野球の本拠地においては今回が初の試みではありません。
2019年の段階では「楽天生命パーク宮城」が先んじて完全キャッシュレス化を実施しています。
とはいえこちらはクレジットカードを除くと「楽天ペイ」や「楽天Eedy」といった楽天圏内の支払い方法に限定されています。
このようにドームや球場といった大型施設については着々とキャッシュレス化が進んでいるようです。
今回の東京ドームの対応に伴い、他の球場もそれに追随する可能性は大いに考えられるでしょう。

お客様の時間短縮と接触機会減少を目的に、東京ドーム内は完全キャッシュレス化を実施しております。現金はご利用いただけません。
身軽で多彩なキャッシュレス決済で、より快適でスムーズなお買い物をお楽しみいただけます。

TOKYO DOME公式サイトより

支払い方法の種類は?

気になるのは支払い方法です。
スマートフォンによる電子マネーが普及した昨今、現金以外での支払い方法は多岐にわたります。
しかし一部の電子マネーは使用できないなど、支払う施設によって利用範囲が異なります。

東京ドーム内(売店)      →クレジット決済、電子マネー(非接触、コード決済どちらも可)
東京ドーム内(弁当販売)    →クレジット決済、電子マネー(コード決済のみ可)
東京ドーム前売券・当日券売り場 →クレジット決済のみ
東京ドームシティ各施設     →クレジット決済、電子マネー(非接触、コード決済どちらも可)


詳細は下記公式サイトをご確認ください。

利用いただける各種キャッシュレス決済のご案内
ざっくり言えばクレジットカードであれば全て対応可。
入場チケット代以外であれば電子マネーは利用可能といったところです。
電子マネーには非接触ICとコード決済型が存在します。
前者の場合「Suica」「PASMO」といった交通系IC、「QUICPay」が該当します。
カードを読み取り機器にかざす方法ですね。
後者は「PayPay」や「d払い」といった”〇〇PAY”が中心となります。
こちらはスマートフォンの画面よりQRコードを表示させ、読み取り機器がスキャンする方法です。
これらの内、電子マネーの種類によっては使用できないなど、細かな違いが存在します。
これらをいちいち考えるが面倒、というのであればクレジットカードを1枚、交通系ICカードを1枚持っていれば大丈夫です。
特に交通系ICカードは東京ドームに来る人であれば必ず持参するのではないでしょうか。
東京ドームに来場する多くの人の交通手段は電車です。
交通系ICカードを持たない人は圧倒的少数と言えるでしょう。
そのため、今回の完全キャッシュレス化についても一部の現金化を除くと大きな影響はないともいえます。
それを見越したうえでのキャッシュレス化ともいえるでしょう。

現金しか持ってこなかった場合の対処方法はある

当日にこれらのキャッシュレスの手段をもっていかなかった場合はどうなるのでしょうか。
これにもしっかり対応しています。
施設内にて専用窓口を設け、1500円チャージ済のSuicaを現金2,000円で購入することができます。
こちらはデポジット代500円を含めた料金のため、通常の駅で発行、チャージする料金と同額ですね。
この他、チャージしていない状態のnanacoカードについても300円で販売されています。
こちらも同じくセブンイレブンなど発行先で必要となる手数料と同額です。
さらにキャッシュレス決済に関する各種案内についてもこの窓口で対応しておりサポートは万全といえるでしょう。
これなら普段現金しかもたない層にたいしてもフォローできており、大きな混乱もないと予想されます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
東京ドームを皮切りに今後人が集まる大型施設はキャッシュレス化が進むことでしょう。
キャッシュレス決済は便利な判明、お金を使ってる感覚がなく、使いすぎてしまうといったデメリットも存在します。
しかしそれ以上のメリットをもたらせてくれることから今後は財布を持たずに外出する未来も遠くありません。
現在はこの現金からキャッシュレス決済への過渡期のためさまざまな混乱も見られます。
これまでキャッシュレス決済を避けてきた人もこれを機に試してみてはいかがでしょうか。

  • 2022年3月より東京ドームは完全キャッシュレス化になる
  • キャッシュレス化背景には利便性向上と業務負担軽減、コロナ対策である
  • キャッシュレス決済にはクレジット決済と電子マネー決済が存在する
  • 支払いの種類によっては使用できない施設が存在する
  • キャッシュレス決済の手段を持たない人であってもフォロー体制は整っている
  • これを機に多くのところでキャッシュレス化が増える可能性がある
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