夜勤の実態を解説!おススメする理由をお教えします!

  • 2022年4月5日
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「夜勤はきつい」。
「夜勤だけはやめておけ」。
夜勤経験者は皆そのように語ります。
そしてそれを聞いた人も、自然と夜勤を遠ざけるのです。

新入社員として入社して早々、いきなり夜勤をやることになった筆者。
数年間の経験をもとに夜勤の実態について紹介します。
多くの人が言うように果たして夜勤をつらいだけのやりたくない仕事なのでしょうか。

今回はこうした意見を真っ向から否定したいと思います。
夜勤やることになった新入社員の皆さん。

悲観することはありません。
夜勤のメリットについて目を向けてみましょう!

筆者の実体験より夜勤の魅力について解説します。

夜勤とは

夜勤とは読んで字のごとく夜に仕事をすることをさします。
具体的な時間帯については法律で決まっており、午後10時から午前5時までをさします。
これは労働基準法に明記されており、この時間帯に仕事をした場合には割増賃金が発生します。

感覚としては昼間に仕事をする人と昼夜が逆転する形で仕事をする、というイメージですね。

昨今の働き改革や人手不足により夜間や24時間営業のお店は減少傾向にあります。
一方でコンビニをはじめとした一部のお店は依然として夜間の営業を行っております。
客としてはありがたい一方で働き手としては後述するメリット、デメリットが存在するためなんとも複雑な心境です。

夜勤としてあげられる主な業務は以下の通りです。

  • コンビニ店員
  • ファミリーレストラン
  • 警備員
  • 土木作業員
  • トラックドライバー
  • タクシー運転手
  • 医療従事者
  • コールセンター
  • 警察官
  • エンジニア

この他にもまだまだ存在しますが主だったところは以上となります。

夜勤が嫌われる理由

さて、アルバイトまたは正社員として働きだした際、いきなり夜勤をやってほしいと上司に言われた場合、多くの人が嫌がるのではないでしょうか。
なぜ夜勤が嫌われるのか、その理由を列挙します。

  1. 眠い
  2. 不規則な生活リズムになる
  3. 行動に制限が出る
  4. 精神的、身体的に身の危険がある
  5. 仕事中イレギュラーが発生した際の対応が困難

一つずつ解説します。

1.眠い
夜勤といえばなんといっても眠気との戦いです。
慣れないうちはともかく眠気がつきまといます。
昼前にしっかり寝ていた場合でも眠くなるものです。
人間は太陽の光と共に目覚め、沈むと共に眠くなるもの。
この自然の摂理に反する行為には眠気という代償を伴います。
ただしこれも慣れてくるとある程度負担は軽減されます。
人間というのは本当に順応性の高い生き物です。
無理だ無理だと思っていたとしても頑張って3ヶ月、半年、1年と続けていくうちにこの眠気にもなれるものです。
この眠気さえ克服することができれば夜勤に勝ったも同然です。
逆にこれを克服できない場合は夜勤は止めるべきともいえるでしょう。

2.不規則な生活リズムになる
こちらは1の眠気と重複します。
夜に起きて、朝昼に寝る。
一般的な生活とは逆転した生活となるため、身体への負担は大きくなります。
これは仮に夜勤に慣れた場合でも負担がゼロになることはありません。
前述したように人は太陽の光と共に身体が目覚める生き物です。
太陽光を当たらないと健康的にも影響が出ることから、太陽が昇っている時に眠ってしまうと健康への影響が出てきます。
そのため、仮に昼夜逆転生活に慣れた場合であっても通常と比べ、どうしても身体への負担は大きくなることは間違いありません。
20代など若いうちであればこれも最小限で済みますが、年を重ねるにつれその負荷は大きくなります。

また、眠い点だけでなく、食事の面でも通常のリズムとは異なります。
筆者の経験上、夜勤中に空腹を感じる時間帯が2つ存在します。
日付が変わる12時前後と、夜勤終了直前の5時前です。
12時の場合は夜食として食事を取り、5時は早めの朝食という扱いです。
通常であれば12時の食事は健康的にはよくないことでしょう。
しかし夜勤をする場合には必ずしも悪とはいえません。
夜中に食事をしないようが良いのは、身体がエネルギーを使わないからです。
一方で夜勤の場合はこれからもう一仕事があることを考えればむしろここでしっかりと栄養を取り、それを仕事で発散する、というのであれば理にかなっているといえます。
また、5時の食事についても数時間の後、睡眠に入るため、目くじら立てるほどのこともありません。

このように主に睡眠、食事面について通常とは異なるリズムで生活することで体調を崩す、というデメリットが存在します。

3.行動に制限が出る
昼夜逆転生活を行っているため、友人や知り合いと交流するタイミングが難しくなります。
日中は睡眠に時間を割くため、外出などの行動が制限されます。
また、お店も夜間は閉まっていることが多いため、出勤途中、または休憩中においてお店で食事をとる、といったことができません。

4.精神的、身体的に身の危険がある
眠気に続き、夜勤での大きなデメリットがこれです。
深夜という時間帯である以上、職場には日中と比べ人が少なくなります。
場合によっては自分一人だけ、ということも珍しくないことでしょう。
そのため、例えば幽霊などが怖い人などは夜間の見回り業務がある警備員などは不向きでしょう。
また、幽霊でなくとも強盗など、物理的、身体的に危険な場に遭遇する可能性も高くなります。
日中でもゼロとはいいませんが、こうした可能性は夜間のほうがずっと高い傾向にあります。

5.仕事中イレギュラーが発生した際の対応が困難
夜勤業務は単純な肉体労働であったりルーチンワークが多い傾向にあります(もちろんそうでない場合もあるでしょう)。
そのため、仕事において自分では対処できない事態に遭遇する可能性は低いです。
何よりこうした事態にたいして事前に研修を受けるといった準備もしっかりされているため、そこまで恐れることもありません
ただし、どれだけ想定していてもその想定を上回る事態というのは往々にしてあります。

こうした事態に遭遇した場合、どのように対処すればよいでしょうか。
例えば筆者の場合、かつて夜勤中に会社のシステム監視を行っていました。
これはシステムで異常を検知した際にそれに単独で対処する、といった仕事になります。
基本的には異常が発生することは稀であり、通常はPCのモニタをただにらみつけるだけの簡単なお仕事でした。
しかりある時、誰も想定していなかった異常が発生しました。
事前に異常が発生した際の対処方法については学んでいたものの、その範疇にない異常事態でした。
こうした際には上司に電話することが義務づけられていました。
しかし夜中の2時を回ったこの時、どれだけ電話をかけても上司にはつながらず、右往左往するばかりでした。
結局は別の上司に連絡をつけることができたため、事なきを得ることができました。

このように想定外の事態に対して単独で対応することはあまりにも非力です。
筆者の直面した異常事態にしたところで、事態に遭遇したのがベテランバリバリの社員であっても単独では苦戦を強いられるでしょう。
何より夜間という頭が働かない状態でこのような高度な対応を行うことは非効率です。
これが日中であれば多くの社員が一緒になって対処することできます。
しかし夜間であれば単独であり、かつ頼るべき人へ連絡する際にも連絡がとれない。
または連絡を取ることがためらわれるなど、行動に制限がかされます。

そのためあまり責任を負いたくない、面倒な事態に直面したくないという人は夜勤を避ける傾向にあります。
一方で異常事態に対して自身で対処せざるえないということから、貴重な経験を積めるよい機会となります。
一刻も早く一人前になるためにも時にはこうした厳しい場面に身を投じる、というのもありかもしれません。

ここがすごい!夜勤の魅力を解説

では逆に夜勤の魅力、メリットはどのようなものがあるのでしょうか。

  1. 給与が高い
  2. 日中の時間が確保できる
  3. 通勤ラッシュを避けることができる
  4. 人と接する機会が少ない
  5. 業務が単純な場合が多い

大体が上記で上げた、嫌われる理由の反対となります。

1.給与が高い
最初にお伝えしたように夜勤は法律上、賃金がプラスされます。
とにかくお金を稼ぎたいとう人にはうってつけですね。
通常の25%アップ、つまりは四分の一も増えるということを考えればその差は大きいものでしょう。
筆者の場合も夜勤をやっていない同期と比べ、当時の年収ベースで50万ほど差がありました。

2.日中の時間が確保できる
日中は睡眠時間を確保する必要があります。
しかしそれも全ての時間というわけではありません。
日中勤務のサラリーマンであれば役所や銀行に行く場合、休暇を取る必要があります。
しかし夜勤明けであれば休みを取ることなくすんなりと行くことができます。
平日の日中は混雑する映画館なども人が少なく、場合によっては割引料金で鑑賞することができます。
このように睡眠時間を最低限確保しつつもしっかりと日中も好きに過ごす時間を確保できる場合もある、というのが夜勤の大きな魅力ではないでしょうか。
また例えば、夜勤を金曜夜中から実施した場合、土日は休みであり月曜日は振替休暇をもらえる場合があります。
結果、疑似的な3連休を得られるというおいしいパターンもありえますね。

3.通勤ラッシュを避けることができる
2と重複しますが、人を避けるという意味で恩恵が大きいのが通勤ラッシュです。
多くの人がこれから会社に出社するのをしり目に、自身は帰宅できます。
電車であればゆっくりと座ることもでき、ある種優越感をもった気持ちで岐路につくことができます。

4.人と接する機会が少ない
コンビニ店員など接客業であっても夜間は来店する人が少なく結果、仕事量の減ります。
また、同僚や上司といった社内の人と接する機会も少ないため、人によってはストレスのない環境といえるでしょう。

5.業務が単純な場合が多い
人が少なく、外部とのやり取りも制限されるため、業務自体もできることが限られます。
そのため、夜勤についてはルーチン的な業務が多くなる場合があります。
もちろん、病院など緊急性を要する一部の業務についてはその限りではありません。
この点については従事している業務によって左右されます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
夜勤もデメリットはメリットの裏返しです。
嫌な点ばかりに目を向けるだけでなく、メリット面についてもしっかりと目を向けましょう。
こられを加味したうえで自分にとってやったほうが良いかどうかを決めてみてはどうでしょうか。
特に夜勤をおススメする人は、

日中に予定を入れることが少ない、若い夜型の人

です。
夜勤にどれだけ慣れた場合であってもやはり健康的にはよろしくありません。
そのため夜勤をやるのであれば若いうちに限ります。
そのうえで日中に予定入れることが少ない人であれば日常生活において大きな支障はでないことでしょう。
そして夜勤でがっぽりと稼ぐ。
ある程度年齢を重ねる頃には夜勤にも慣れ、苦にならないことでしょう。
資産もそれなりの蓄えにもなっているはずです。
そして身体に不調出る前にきっぱりと夜勤をやめる。

どうでしょうか。
夜勤をやる、やらないの決定権が自身にあることが前提ですが、こうして働き方ができるのであれば一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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